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【ラジオNIKKEI賞】ハイペース確定!?「絶好ポジション」から抜け出す穴馬とは
2023/7/2(日)
パワフルな走りが魅力のシルトホルン
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はラジオNIKKEI賞(G3、福島芝1800m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>小回りコースの開幕馬場なら前有利
- <2>4コーナー過ぎでは前目にいたい
今週から福島開催が始まります。直線が短い小回りコースなので直線を向いた時点では逃げ・先行集団の一角にはいたいところ。
春のG1や重賞には間に合わなかったレベルのメンバーですから、このコース傾向に反して、後方一気でねじ伏せるような馬はいないと見ています。
当日の馬場は読みにくいですが、開幕週ならそこまで極端に荒れないでしょうし、順当に前目、内目が有利と見ます。
逃げ馬候補は②グラニットや⑦シルトホルン、⑧セオ。逃げ宣言をしているらしい②グラニットが内枠を引いたので、そのまま平均よりやや速いペースで行くでしょう。⑦シルトホルンと⑧セオもそこまで離されずに付いて行きます。
1コーナー入口
②↑⑧⑦↑
↑
⑮⑭⑬⑥↑
⑯⑪⑩↑
⑨④①↑
⑫⑤③↑
⑭レーベンスティールは行きたい馬を行かせてから、自身も先行ポジションで流れに乗ります。逃げ馬たちにずっと楽をさせるわけにもいきません。能力的にも掴まえに行く立場の馬です。
⑥エルトンバローズや⑩バルサムノート、⑬アイスグリーンといった先行タイプがこれに続きます。
1コーナーまでが305mと短いですから基本的には内枠有利。馬場状態が均等であれば、1頭分の外を走るだけでも距離差が生まれます。
もし全体的に遅い流れだったら3コーナー手前辺りで早めに進出していく馬もいるかもしれませんが、今回は引き締まった流れが想定されるので入り乱れた展開にはならないでしょう。
直線入口
②↑⑧⑦↑
⑭⑬⑥↑
⑯⑮⑪⑩↑
⑨④① ↑
⑫⑤③↑
実際は、3,4コーナーでのスピードアップに付いて行ける馬とそうでない馬で分かれるため、隊列もバラけてきます。
セーフティーリードを保っておきたい②グラニットや⑦シルトホルン、⑧セオとこれらをしっかり掴まえに行く⑭レーベンスティール。この後ろにいる先行馬、差し馬としては前が苦しくなったところをどこまで差して来れるか。
これが勝負所での大まかな構図。個性的なメンバーが揃ったことで見応えがありそうですね。
⑭レーベンスティールは、このメンバーでは能力、特に瞬発力が抜けている印象です。先行力を兼ね備えているのがいいですね。中山の内回りでも上手く立ち回っていました。追い切りでもしっかり動けていましたし、堅実な走りを見せてくれそうです。
逃げ馬グループの中で侮れないのが⑦シルトホルン。前走が逃げて突き放す強い勝ち方。ストライドの大きい走りでスピードに乗ったら簡単には止まらないですし、揉まれずノビノビ走れそうなのもいい。馬体は大きくなくてもパワフルさがあるので渋太そう。
⑪アグラシアドは馬なりでもスピード感のある追い切りが目に付きました。前走は直線でスペースが開くまで待たされるも、ゴール直前の伸び脚はなかなかのもの。前が速くなることで直線勝負に徹する走りがハマってもおかしくありません。
本命候補:⑭レーベンスティール
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をTwitterで配信しています!
(元JRA騎手)
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