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【七夕賞】ハイペース確定!?展開利を生かして突っ込んでくる馬がコレだ
2023/7/9(日)
5連勝で重賞初制覇を目指すバトルボーン
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
先週のラジオNIKKEI賞(G3)では、逆転候補に挙げたシルトホルン(4番人気)が2着に好走!
今週は七夕賞(G3、福島芝2000m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>逃げ馬が揃いハイペース濃厚
- <2>最後は我慢比べの戦い
逃げ馬にとって大事なのは自分のリズムで走れるかどうか。そんな走りで結果を出してきた⑪フェーングロッテンや⑫ショウナンマグマ、⑭テーオーソラネル、⑮セイウンハーデスが揃ったことで序盤から流れは速くなりそう。
展開とは関係ないところで久々の⑯シフルマンがガツンと行ってしまう可能性も少々。
ペースはハイペースを想定。先週のラジオNIKKEI賞(G3)のように先行馬の決着を黙って見ているわけにはいきません。先行馬、差し馬たちも離されずに付いて行きます。雨で馬場が渋れば、前を掴まえに行くスピードが出しづらくなります。
1コーナー入口
⑯↑↑
⑮⑫⑪↑
⑭↑
↑
⑨④③↑
⑩⑧⑦↑
⑬⑤①↑
⑥②↑
スタートから1コーナーまでが505mと長いので、宝塚記念(G1)のように各々が取りたいポジションを取りやすいです。逃げ馬たちが前に行き、先行馬、差し馬とゴチャつくことなく続いて行きます。
こういう展開の時に、逃げにこだわらず自在性を生かせるような馬が有利になります。
その一角が③バトルボーンでしょう。昨秋のことですが、速い流れの2番手につけて押し切る競馬を見せました。今回も逃げ馬を見ながら運びます。
引き締まった流れなので、向正面や3コーナー手前で一気にマクっていくような動きはなかなかしづらいです。馬場が渋っていれば余計に。
3,4コーナーではジワジワと前との差を縮めながら、最後はどこまで我慢できるかスタミナとパワーの戦いになります。
直線入口
⑮⑪↑⑭⑫⑯↑
⑨④③ ↑
⑩⑧ ↑
⑬⑤① ↑
⑥②⑦↑
開催2週目。雨の影響で馬場がどこまで荒れるかは読めませんが、基本的には前目、内目が有利と見ていいでしょう。⑪フェーングロッテンと⑮セイウンハーデスが粘り込みを図ります。
これに③バトルボーンなど先行馬たち、ペースが速くなって前が苦しくなったところを⑬ヒンドゥタイムズなど差し馬たちが迫ってきます。どのポジションの馬にとっても楽ではない我慢比べを制するのは果たして?観ている側も疲れてしまうかもしれません(笑)。
上がりが掛かるということは、我慢比べの時間がそれだけ長いということですからね。
③バトルボーンは久々でも馬体のバランスが良く、リズム感のある走りでしっかり動けています。馬体のバランスの良さは走る馬の特徴。今回はどこからでもレースができる脚質が生きてきそう。流れを見ながら組み立てられます。最後も堅実に前を捉えます。
⑧ガロアクリークは追い切りの動きが凄く良くて、久々をひと叩きした効果を感じます。特に切れ味が増してきた印象。近走はそこそこ前目で運べていますし、道悪の我慢比べに耐えられるパワーも備えています。侮れません。
⑬ヒンドゥタイムズの動きも良さも目立っています。パワー十分というタイプで、もともと道悪は得意ですし、この斤量もこなせると見ました。前が速くなって上がりが掛かった時に出番がやって来ます。外からグングンと差してくるでしょう。
本命候補:③バトルボーン
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をTwitterで配信しています!
(元JRA騎手)
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