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【関屋記念】馬場状態が馬券のカギを握る!「絶好ポジション」から抜け出す馬とは?
2023/8/13(日)
安定した先行力が魅力のラインベック
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は関屋記念(G3、新潟芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>堅い馬場で前が止まらない
- <2>自分のリズムで前に行けるか
晴れが続き、馬場は乾いて固め。スピードが出やすく前が簡単には止まりません。
最後の直線が長いからといって悠長に構えていたら差し届きません。いわゆる、“後ろも伸びているが、前も止まらない”状況になりそう。
逃げ馬候補は何頭かいますが、⑫ノルカソルカが自分の競馬に徹しそう。ただ、レースの流れに直接影響するかというと微妙。実質の逃げ馬が⑤セルバーグ、これを見ながら⑭ロータスランドが続きます。
平均よりもやや速いペースを想定。揉まれずに運べれば、今の馬場なら無理のない範囲です。
向正面
↑⑫↑
↑⑤
↑⑭
↑④⑯⑰
↑
↑②⑧⑨
↑③⑥⑬
↑⑦⑩⑮
↑①⑪
これに続くのが、安定した先行力のある⑯ラインベックやマイルなら一列前で運べそうな⑰ビューティフルデイ。その後ろ、中団の前目には②アヴェラーレや⑧ララクリスティーヌ。
馬場を考慮して意識的に前目に行こうとする騎手、馬はいるのでしょうか…。どうも近頃は消極的な乗り方が多いようにも思えます。
①ディヴィーナは、デムーロ騎手ですからこれまで同様に追い込み一辺倒が濃厚。ただ、それでもここ2戦はしっかり伸びてきていますし、この脚質が馬にも合っているのでしょう。
直線入口
↑⑫↑ ⑤⑭
↑ ⑯
↑④②⑧ ⑰
↑ ⑬⑨
↑ ③⑥ ①⑪
↑ ⑦⑩⑮
長い直線を意識してコーナーでは流れが落ち着きがち。馬場の内目はまだそこまで荒れてないでしょうが、広いコースなので各々が進路を確保しながら最後の直線勝負へ。
⑤セルバーグや⑭ロータスランド、⑯ラインベックらが粘り込みを図り、後続馬たちが猛追してくる構図です。
ほぼ単騎逃げの形で運べそうな⑤セルバーグ。この中間も大きな跳びでリズム良く走れているように好調キープ。58キロ自体は勝利実績のある重量。行ってナンボの馬ですし、今回の馬場、相手関係なら粘り込めると見ました。
安定した先行力のある⑯ラインベック。調教をしっかりやっていて馬に勢いを感じます。どの馬にも過酷な夏競馬において順調度は魅力。時計勝負にも対応済み。長い直線勝負でも我慢できるのでは。
⑰ビューティフルデイはマイル戦のペースなら先行ポジションで運べそう。前走では折り合いもついてレースぶりに進境。追い切りの動き自体はいいですし、前が有利な粘り込み勝負にしっかり加われると見ました。
本命候補:⑤セルバーグ
逆転候補:⑯ラインベック
逆転候補:⑰ビューティフルデイ
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をTwitterで配信しています!
(元JRA騎手)
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