【札幌記念】関屋記念は2部門1位アヴェラーレが快勝!今週も「ダブル1位馬」が誕生

得意の札幌で復活を目指すソーヴァリアント

得意の札幌で復活を目指すソーヴァリアント

日曜に行われる重賞の傾向を各項目に分けて徹底深掘り!

サマー2000シリーズ第4戦、札幌記念(G2、札幌芝2000m)の重賞ランキング第2弾、「厩舎部門」を発表します!

先週の関屋記念は「騎手部門」1位の戸崎騎手、「厩舎部門」1位の木村厩舎が管理するアヴェラーレが勝利。記事タイトルで“2部門で1位の馬がこの人気?”とお伝えしたとおり、4番人気の低評価をあざ笑う快勝劇で見事に差し切りました。

今週の札幌記念も関屋記念のアヴェラーレと同じく、1位の厩舎は「騎手部門」1位と同じ馬!? しかも該当馬は前走から評価ガタ落ちが予想されるだけに要チェックです!

▼札幌芝2000m厩舎成績トップ4 (過去5年)
1位 大竹正博[5-1-2- 3]複勝率72.7%
2位 手塚貴久[4-0-3- 8]複勝率46.7%
3位 藤原英昭[3-3-1-10]複勝率41.2%
4位 矢作芳人[3-3-1-30]複勝率18.9%
※レース未参戦、引退調教師を除く

1位は重賞ランキング第1弾、「騎手部門」でも首位で選出されたソーヴァリアントを管理する大竹厩舎です。しかし、この数字は関屋記念アヴェラーレの木村厩舎と同じく、2021年6/24~8/23の調教停止期間に2位の手塚厩舎へ転厩していた管理馬を除いた成績。

木村厩舎と同じく転厩時も大竹厩舎のスタッフが引き続き管理馬の世話をしていて、手塚厩舎の名義で出走した4頭の成績を合算すると[6-1-3-5]勝率40%、連対率46.7%、複勝率66.7%になります。

これにより大竹厩舎は集計期間内における札幌芝2000m厩舎の全体成績でも、調教師リーディング常連の友道厩舎[5-2-2-13]勝率22.7%、連対率31.8%、複勝率40.9%を抜き首位に浮上。札幌芝2000mでは即買いレベルの成績を残しており目が離せません!

逆に2位ウインマリリンの手塚厩舎は、21年夏における大竹厩舎の成績を除外すると[3-0-2-6]。札幌記念に出走する厩舎成績ではラーグルフの宗像厩舎[3-3-0-8]、ダノンベルーガ及びヒシイグアスを管理する堀厩舎[3-2-2-15]より下となるため要注意です。

そのため実質的な2位はシャフリヤールの藤原英厩舎。集計期間内に僅か10戦の出走ながら勝ち星を挙げた馬は全て別の馬で挙げているのも注目ポイントとなります。

藤原英厩舎と同じく期間内に3勝・2着3回・3着1回ながら、出走回数の差で3位は矢作厩舎。ただ、複勝率18.9%は先ほど紹介した上位厩舎と比べて約10~40%も低く、札幌記念に出走するユニコーンライオンはそこまで強調できないかもしれません。