【新潟2歳S】一目瞭然!過去10年のデータから浮かび上がる期待値爆上がりの有力候補

中京の新馬戦で力の違いを見せたルージュスタニング

中京の新馬戦で力の違いを見せたルージュスタニング

新潟2歳ステークス(G3、新潟芝1600m)は例年、出走馬のほとんどがキャリア1戦、ないしは2戦と少なめ。

今年も出走予定馬のうち、キャリア3戦の馬はニシノクラウン1頭だけ。数少ない戦歴を頼りに、予想を組み立てていく必要があります。

今回注目したいのは、前走からの「レース間隔」です。まずは、こちらのデータをご覧ください。

▼前走からのレース間隔別成績(過去10年)
連闘 [1-1-0- 1]複勝率 9.1%
中1週 [0-0-0- 5]複勝率 0.0%
中2週 [3-0-0-30]複勝率 9.1%
中3週 [1-0-0-15]複勝率 6.3%
中4~8週 [3-5-7-47]複勝率24.2%
中9週~ [2-4-3-17]複勝率34.6%

昨年はキタウイング、ウインオーディンの2頭が「連闘策」から激走しましたが、これはレアケース。

出走数を考慮しても、基本的に「レース間隔が開いている馬」のほうが好成績を収めていることが分かります。昨年、3着に好走したシーウィザードも、中7週での参戦でした。

新潟2歳Sは直近の新潟開催を使って勝ち上がった馬と、先の東京・福島開催で勝ち上がった馬が対決します。

近年は夏の暑さが厳しく、熱中症になる馬も珍しくありません。また2歳馬は体力的にもまだまだ未熟。

ゆえに中間、十分に調整できる間隔を空けて、万全な態勢でレースに臨んできた馬のほうが力を発揮しやすい傾向が見られるのでしょう。

過去5年の括りで見ても「中4週以上」の間隔で挑んだ馬が10頭も馬券に絡んでおり、うち半数にあたる5頭は「前走が左回り」で「芝1600m」という共通点がありました。

今年はエンヤラヴフェイス、ショウナンマヌエラ、ルージュスタニング、ルクスノアの4頭がデータに該当。中でも上がり3ハロン34秒台と良質な瞬発力を見せたエンヤラヴフェイスルージュスタニングの2頭は要注目です!