【京成杯オータムハンデ】中山得意のインダストリアの課題は蹄にあり!

中山マイルで重賞勝ちもあるインダストリア

中山マイルで重賞勝ちもあるインダストリア


■京成杯AH
インダストリア
宮田敬介調教師

——前走のエプソムカップは7着でした。レースを振り返ってください。

宮田調教師(以下、宮):美浦の坂路が閉鎖されて使えませんでしたが、コースで乗る量を増やすなど対応したことで馬の状態は良かったと思います。

結果的に、やはり左回りが影響したということでしょう。重賞を勝っておかしくないくらいの仕上がりだったと思いますが、3コーナー辺りで力んだような感じになって最後も弾け切れませんでした。レースだけでなく調教でも左回りでは弾け切れず、右回りのときと比べて迫力が物足りない感じです。

——今回京成杯オータムハンデを選択した意図は。

宮:ハンデ戦ですし重賞を勝っている分斤量を背負わされるかなとも思いますが、右回りにこだわりながら結果を出していきたいということで、得意な舞台のここを選択しました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

宮:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出して乗り込んでもらっていましたが、ダービー卿の前と同じようにこの中間もツメの不安が出ました。それで牧場でも乗り込めないところがあった分、調整が急ピッチになっています。

トレセンに帰厩後は装蹄もフィットして良い感じできていますが、まだ本当に良い頃と比べると迫力がもうひとつですね。調整段階でツメ不安のあったダービー卿でも結果を出していますし、ツメに関しては大丈夫です。それよりも、乗り込み量の不足分をどのようにカバーしていくか考えながら調整しています。

——8/30(水)に行われた1週前追い切り狙いと動きの評価をお願いします。

宮:先ほど話したような経緯があるので、狙いとしてはしっかりやりたいと思っていました。時計も良かったですし、週末も加減せずにやって最終追い切りに繋げていきたいです。

——レースに向けての意気込みをお願いします。

宮:ここでもうひとつ重賞で良い結果を出せれば、マイルチャンピオンシップなど大きいところを目指していけますし、そうなるようにしていきたいです。秋シーズンに向けて良いレースが出来れば、と思っています。