【セントライト記念】新馬戦のリベンジへ！レーベンスティールがモレイラ騎手背に逆転へ

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今回モレイラ騎手が騎乗するレーベンスティール

今回モレイラ騎手が騎乗するレーベンスティール


■セントライト記念
レーベンスティール
田中博康調教師

——前走のラジオNIKKEI賞は3着でした。レースを振り返ってください。

田中博調教師(以下、田):小回りの福島開幕週という舞台で行き脚がつかず、いつもより後方からになって馬に戸惑いもあったかと思いますが、小回りコースでも終いにしっかりした脚を使えるんだなと思いました。

ゲートをいつもより出なかったりいつもよりハミを取らなかったり、小回りコースでも対応できるように馬を作れなかったことが厩舎として今後の課題かと思います。

——今回セントライト記念を選択した意図は。

田:まだ2勝クラスですが、ここは3歳限定重賞ですしこのくらいのメンバーに挑戦しよう、ということで選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

田:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出して、ここを目標に帰厩して調整を進めています。まだ体が成熟していなくて痛みが残るタイプですが、今回は馬体重を考えて牧場での調整がマイルドだった分もあるのか、肉体面がフレッシュな状態で厩舎に帰ってきました。

——9/6(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

田:そういうフレッシュな状態なので、調教をしっかりやりたいということで1週前追い切りもジョッキーを乗せて併せ馬でやりました。これまでは、加減しながらとまでは言わないまでも様子を見ながら調整していましたが、この中間は心置きなく攻められる状況です。新馬戦のときもしっかり仕上げて臨んだ一戦でしたが、今回もそれに近いくらいしっかり攻めています。

——今回は初めて1800以外の距離を走ります。中山2200への適性について、どのようにお考えですか。

田:そこがひとつのカギになるかと思っています。ただこの中間は折り合いがつくんですよね。牧場がその辺りまで考慮をしての調整をしたからなのか、経験を積みながら馬が大人になったからなのかは分かりませんが、今回は折り合いがつきます。元々荒々しいくらいの馬で、その荒々しさが見えないことに対する物足りなさもありますが、良い意味で落ち着いていられるのでそれが距離延長に対してプラスに働くのではないかと思っています。

レースではモレイラ騎手に乗ってもらいますが、あれだけのジョッキーですからね。調教で乗ってもらって、良いイメージを持って競馬に臨んでもらえるように厩舎としてしっかり準備していきたいです。

——レースに向けて意気込みをお願いします。

田:この馬はトウカイテイオーの血統もあって、すごくファンが多いです。今回は新馬戦で接戦を演じたソールオリエンスとの再戦ということもあって、たくさんの方が注目してくださっています。向こうは新馬勝ちから出世していますし、ここで再戦出来ることが楽しみですね。向こうは次を見据えて、という面もあるかもしれませんが、こちらとしてはここを取るつもりで臨みます。