【セントライト記念】あの穴馬とソックリ!みんな軽視しがちでも買う要素しかない逆転候補

ダービー9着からの巻き返しを狙うシャザーン

ダービー9着からの巻き返しを狙うシャザーン

突然ですがセントライト記念(G2、中山芝2200m)は、ソールオリエンスで堅いと思っていませんか?

もちろん金曜更新の記事で紹介したとおり、皐月賞を制し日本ダービーでもクビ差2着に好走した実力は世代トップレベル。大目標は菊花賞とはいえ突発的なアクシデント以外で、馬券外に敗れる姿は想像しにくいでしょう。

しかし、競馬は必ずしも「勝ち馬」を当てる必要はありません。断然人気馬がいても買い方次第で儲けることは可能。セントライト記念で人気薄の激走は珍しくなく、直近の傾向を振り返ると穴馬券のヒントとなりそうなのが「距離経験」と「オープン重賞実績」です。

具体例を挙げれば2019年2着サトノルークス(8人気)、21年1着アサマノイタズラ(9人気)には「中山or阪神芝2200mで出走経験」があり、「オープン特別で勝利or重賞連対」の実績がありました。特に前者は穴馬選びで超重要項目となります!

競馬場を問わず芝2200mの距離に使っている馬は毎年片手で数えられる程度しか出走しておらず、先ほど馬名を挙げた2頭も3歳春にオープンや重賞で好走歴がありながら、直近の成績を理由に評価を下げていました。

21年1着 アサマノイタズラ(9人気)
→水仙賞(中山芝2200m)4着

19年2着 サトノルークス(8人気)
→すみれS(阪神芝2200m)1着

芝2000mと比べてレース施行数が圧倒的に少ない芝2200m。その中でも直線が短くコース形態が似ている中山または阪神で出走経験があることこそ、特殊な条件で行われるセントライト記念において少なくないアドバンテージになっているのではないでしょうか。

補足として21年1着アサマノイタズラは中山芝2200mで馬券外に敗れているものの、直線で前が壁になり追えたのは残り100m過ぎ。次走のG2スプリングSでは2着に巻き返しており、高いコース適性の片鱗を覗かせていました。

そして今年、「中山or阪神芝2200mで出走経験」、「オープン特別で勝利or重賞連対」の激走条件を満たしたのは下記の2頭になります。

シャザーン
→すみれS(阪神芝2200m)1着

ドゥラエレーデ
→宝塚記念(阪神芝2200m)10着

このうちドゥラエレーデは前走が初の古馬相手で先行馬には厳しい流れだったとはいえ、2ケタ着順に敗れているのはやや割引でしょうか。

そうなると残るは2019年に8番人気で2着に激走したサトノルークスと同じく、すみれSの勝ち馬で皐月賞とダービーで掲示板外と戦績が酷似しているシャザーンのみ。ソールオリエンスの相手候補として要注目の1頭です!