【秋華賞】3度目の栗東滞在!穴男とコンビを組むキタウイングが一発を狙う!

3度目の栗東滞在となるキタウイング

3度目の栗東滞在となるキタウイング


■秋華賞
キタウイング
小島茂之調教師

——前走のクイーンステークスは8着でしたが、まずはレース選択の意図を教えてください。

小島調教師(以下、小):中山で良績を残しているし洋芝を試してみたいというオーナーの希望があって、私としても試してみるのも良いかという気持ちがあったので使うことにしました。

——レースを振り返ってください。

小:ちょっとスムーズさを欠く競馬になってしまいましたね。ただ秋華賞でも江田騎手に乗ってもらう予定ですし、クイーンステークスの経験を次に生かしてもらえれば、と思います。

——この中間の過ごし方を教えてください。

小:レース後は北海道の牧場へ放牧に出しました。その後美浦に戻して1日2日置いてから、すぐに栗東へ移動しました。栗東にも自厩舎の馬が何頭か滞在していますが、各々のレースを使うタイミングの違いがあるので、一緒に調教を出来ないところがあります。他馬と一緒に行きたいのに単走でやったり、ということもありますが、その辺りは栗東の他厩舎に手伝ってもらいながら工夫して調整しています。

——10/4(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

小:私が乗りましたが、こちらから促してではなく馬が自分から走る感じで終いに速い時計を出してくれれば、と思っていました。その狙い通り馬なりで無理せず終い11.4秒で走れていましたし、順調にきていると思います。

——オークス時の取材では、秋になれば更に良くなりそうだというお話でした。

小:春先はカイバを食べている割りには体重があまり増えませんでしたが、クイーンステークスで426キロだったのが、放牧帰りの美浦では436キロ、栗東では常時440キロから430キロ後半で、1週前追い切り後が436キロと馬体重自体は増えてきていますね。

——初の京都コースです。京都2000の適性についての見通しは。

小:枠順も影響すると思いますが、ある程度器用なところがありますからね。距離はギリギリかもしれませんが、それ以外は特に問題ないと思います。

——牝馬クラシックにフル参戦です。レースに向けて意気込みをお願いします。

小:G1なので、出走馬のこれまでのレース内容を見るとみんな強い馬ばかりですし、リバティアイランドの追い切りを見ても能力はケタ外れだと思います。こういう相手と戦って好成績を出すのは生半可なものではありませんが、阪神ジュベナイルフィリーズのときから数えて今回で3回目の栗東滞在をさせてもらっていますからね。少しでも優位な状況を用意しようというオーナーのご厚意に応えるためにも、何とか良い結果を出さなければと思います。