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【菊花賞】「ソールオリエンスvsタスティエーラ」本当に買えるのはどっち?
2023/10/21(土)
人馬共に菊花賞父子制覇を目指すソールオリエンス
今年の菊花賞(G1)は皐月賞馬ソールオリエンスと、ダービー馬タスティエーラが京都芝3000mの舞台でみたび激突!
そこで今回は毎日王冠「ソングラインvsシュネルマイスター」の記事で好評だった「鉄板データ3選」を用い、多方面から人気2頭を徹底比較したいと思います!
- 過去の直接対決成績
・皐月賞(G1、中山芝2000m)
1着 ソールオリエンス(2人気)
2着 タスティエーラ(5人気)
・ダービー(G1、東京芝2400m)
1着 タスティエーラ(4人気)
2着 ソールオリエンス(1人気)
馬場状態やコース形態が異なるとはいえ、過去2度の直接対決は「1勝1敗」と全くの五分。しかし、ソールオリエンスは皐月賞、ダービーとも上位人気に支持されていたのに対し、タスティエーラは皐月賞2着時が5番人気、ダービーも4番人気での勝利でした。
今回はG1の大舞台で初めて注目を集める立場だけに、過去2戦と同じような走りができるかがポイントとなりそうです。
- 前走レース別成績(過去10年)
▼セントライト記念
[1-3-2-46]複勝率11.5%
[参考]
セントライト記念2着
[0-2-2-4]複勝率50%
(過去10年、京都開催)
▼日本ダービー
[0-0-0-1]複勝率0%
(過去10年、京都開催)
[参考](1984年からの全期間)
[0-0-0-3]複勝率0%
第2ラウンドの前走レース別成績は、判定が難しい結果に。阪神で行われた2021、22年と2年続けて菊花賞馬を輩出した前走セントライト記念組も、直線が平坦な京都開催時は[1-3-2-46]複勝率11.5%と目立った成績を残せていません。
ただ、「セントライト記念2着馬」に限定すると[0-2-2-4]複勝率50%まで上昇。1着馬がいないのは気になるものの、安定した成績を残しているのは強調材料でしょう。
一方、「ダービー→菊花賞」のローテで駒を進めた馬はほとんどおらず、過去10年の京都開催時で唯一の該当例が「ダービー6着→菊花賞17着」の2012年コスモオオゾラだけ。集計対象を多少広げても2006年8着トーホウアラン、21年5着ディープモンスターなどが加わるくらいです。
近年はトライアルを使わずG1へ直行するケースが目立つとはいえ、ぶっつけ本番で3000mの長距離となると話は別。
叩き良化タイプが多い長距離馬は天皇賞・春でも前哨戦を使うローテが主流だけに、仮にタスティエーラが菊花賞で好走するようであれば、今後はダービーから直行で菊花賞へ参戦する馬が激増するかもしれません。
- 父が菊花賞馬
父が菊花賞馬
[5-4-3- 44]複勝率21.4%
それ以外
[5-6-7-106]複勝率14.5%
全出走馬が初経験となる芝3000mの長丁場で好走するには、血統面の裏付けは必要不可欠。驚くべきことに京都で行われた過去10年の1~3着馬30頭のうち、3分の1を超える12頭の父が菊花賞馬なのをご存知でしたか?
全5勝のうち4勝はディープインパクトとはいえ、2014年1着トーホウジャッカル(3人気)の父はスペシャルウィーク。京都芝3000mで行われた最も直近となる2020年も、2着アリストテレス(4人気)の父エピファネイアは13年の菊花賞馬です。
そしてソールオリエンスの父キタサンブラックは、2015年の菊花賞馬。対するタスティエーラの父サトノクラウンは3000m級の長距離戦に出走経験すらなく、血統面からは割引材料となります。
ただ、タスティエーラの母父は2001年の菊花賞馬マンハッタンカフェ。母系から豊富なスタミナを引き継いでいるようであれば、距離不安を克服できるかもしれません。
以上の結果から鉄板データ①の直接対決における成績は互角も、今回はどちらも人気を背負う立場。過去2戦プレッシャーがかかる状態でも連対を確保している、ソールオリエンスがやや優勢というジャッジ。
鉄板データ②は「ダービー→菊花賞」の好走例どころか該当馬すらほぼ皆無で、過去の前例からある程度計算が立つソールオリエンスに軍配が上がります。
鉄板データ③の「父が菊花賞馬かそれ以外」は、菊花賞の馬券攻略において絶対に覚えておきたい重要ポイント。あくまで過去の傾向から馬券に絡む可能性では、ソールオリエンスの方に分がありそうです!
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