【みやこS】距離延長で挑むアイオライト!参戦の意図と指揮官が語る夢

1200mからの距離延長になるアイオライト

1200mからの距離延長になるアイオライト


■みやこS
アイオライト
武藤善則調教師

——前走の北海道スプリントカップは2着でした。レース内容を振り返ってください。

武藤調教師(以下、武):この馬にしてはいつもほどスタートダッシュがつかず、道中も外を回らされる形になってしまい脚が溜まらなかったかなという感じでした。それでも2着にきていますし、力は見せてくれたと思います。

——今回みやこステークスを選択した意図は。

武:京都の平坦コースでスピードを生かせそうだ、と思って選びました。前走を見て年齢的に1200は忙しくなっているかなという印象を受けましたし、いろいろな条件で結果を出せる対応能力の高い珍しい馬なので1800は問題ありません。

——この中間の過ごし方を教えてください。

武:放牧に出してしっかり休ませて、このレースを目標に帰厩しました。以前に膝を骨折しているので、坂路コースを中心に調整を進めています。体の張りもツヤも良いですよ。

——10/26(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

武:レース2週前まではまだ速い時計を出していませんでしたが、1週前は併せ馬でしっかりやろうと思っていました。最後も良い切れ味を見せていましたし、良い動きでした。

——昨年のみやこステークスは15着でしたが、改めて振り返っていただけますか。

武:4番枠を引いたので、3番枠から勝った大沼ステークスをイメージして控える競馬をさせましたが、インで揉まれて不完全燃焼で終わってしまいました。そこからはこの馬のいつものスタンスで、気分良く走らせてスピードを生かす競馬をさせたら成績も安定しています。

今年も阪神開催だったら悪いイメージが残って使うのも躊躇したかもしれませんが、京都に替わるのでまた期待を持って臨めます。

——レースへの意気込みをお願いします。

武:これまでリステッド競走を3勝していますし、何とか重賞を勝たせてあげたいですね。あとこの馬はイットーの血が入っているので、種馬になってもらいたいんです。イットーの血が入った肌馬はいても種馬はなかなかいませんから。

僕が若い頃はハギノカムイオーなど華麗なる一族が大活躍していましたし、アイオライトに種馬になってもらってイットーのクロスとかやりたいですよね。