【2歳馬情報】ジャパンCデーにダートの強豪牝馬の弟が登場!

秋の東京、京都開催も今週が最終週。来週からは中山、阪神、中京開催がスタートする。ジャパンCが控える日曜の東京競馬ではG1馬の弟がデビュー。その他、多くの良血馬たちを厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。

◆11月25日


●東京芝1600m

コンテネレッツア(牝、エピファネイア×アドマイヤセプター、美浦・宮田厩舎)
全姉スカイグルーヴ(重賞2着3回)、半兄デシエルト(リステッドレース2勝)、レガトゥス(3勝)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前の追い切り)は、ウッド6F84秒6-11秒8。

「気性的に難しさのある血統。そのあたりを考え追い切りはセーブ気味だが、それでも能力の高さが動きや品の良さから溢れ出ている。クラシックに乗せたい良血馬」と記者の話。鞍上はルメール騎手。

メトロポリターナ(牡、Masar×Golden Globe、美浦・木村厩舎)
母は5勝でG1にも出走。近親プレミアムサンダー(京都4歳特別2着)。1週前は芝で追われ5F67秒台の時計だが、ウッドでは水準をクリアする時計を複数出しており、仕上がりは進んでいる。

ゼーゼマン(牡、エピファネイア×ロッテンマイヤー、美浦・林厩舎)
母は忘れな草賞1着。近親ブエナビスタ(G1を6勝)。坂路55秒1-12秒5と全体時計は遅いが、終いは12秒半ばで締めている。鞍上はマーカンド騎手。

●京都芝1400m

グランテレーズ(牝、シュヴァルグラン×アドマイヤテレサ、栗東・渡辺厩舎)
母は5勝。半兄アドマイヤラクティ(豪州G1コーフィールドC勝ち馬)、アドマイヤジャスタ(函館記念勝ち馬)。CW6F83秒1-12秒2と全体時計は水準レベルにある。鞍上は松山騎手。

ヤマニンアストロン(牡、ディーマジェスティ×ヤマニンアタシャン、栗東・石橋厩舎)
母は2勝。調教時計はCW6F84秒8-11秒2。特に終い2Fの11秒4-11秒2は優秀だ。

グローブアマランス(牝、ドゥラメンテ×グランディフローラ、栗東・中尾厩舎)
母は2勝。近親エクセラントカーヴ(京成杯AH勝ち馬)。2週前までは坂路中心も、1週前はCWで追われ6F84秒0-12秒1が出ている。鞍上は浜中騎手。

◆11月26日


●東京芝1800m

モンテレオン(牡、スワーヴリチャード×セレスタ、美浦・尾関厩舎)
母はアルゼンチンG1勝ち馬。半姉ヴァレーデラルナ(JBCレディスクラシック勝ち馬)、ハーパー(クイーンC勝ち馬、オークス2着)。ウッド6F83秒1-11秒7。5Fは66秒2と速い時計が出ている。鞍上はビュイック騎手。

アルシミスト(牡、オルフェーヴル×ミセスワタナベ、美浦・木村厩舎)
母は新馬勝ち。おばTap for Luck(北米G2で3着)。ウッド6F83秒5-12秒3の時計が出ている。「オルフェーヴル産駒らしく、フットワークはパワフル。ダート色が強い母系の影響か少し硬めに映るけど、芝が駄目な印象はない」と記者の話。鞍上はルメール騎手。

ウォータースケイプ(牡、ダイワメジャー×オープンウォーター、美浦・宮田厩舎)
母は北米G2勝ち馬。ウッド6F84秒8-11秒6と終いに速めの時計が出ており、2週前より良化がうかがえる。鞍上はマーカンド騎手。

ナイトアウェイ(牡、ハーツクライ×イブニングジュエル、美浦・手塚厩舎)
母は北米G1を2勝。ウッド6F83秒9-12秒1。ここ2週は古馬オープンや3勝クラスの馬と併せており、期待の高さも感じられる。鞍上は川田騎手。

●東京ダート1600m

ララマセラシオン(牡、カリフォルニアクローム×ララプリムヴェール、美浦・大竹厩舎)
母は2勝。おじゴールデンブレイヴ(4勝)、近親ダークシャドウ(重賞2勝、天皇賞・秋2着)。1週前はウッド6F82秒4-12秒0、2週前にはウッド6F81秒3の好時計が出ている。

●京都芝1800m

デュランヴェリテ(牡、キズナ×ルミエールヴェルテ、栗東・中竹厩舎)
全兄キメラヴェリテ(交流G3北海道2歳優駿勝ち馬)、全姉アリスヴェリテ(アルテミスS3着)、半兄リアンヴェリテ(JRA7勝、地方1勝)。1週前は坂路52秒8-12秒3。11月1日の時点で坂路52秒3の時計が出ており、仕上がりは早そうだ。なお同日のダート1800m戦に出走の可能性もある。

フェロニエール(牝、ドゥラメンテ×ココシュニック、栗東・高野厩舎)
半兄ステファノス(富士S勝ち馬、G1で2着3回)、半姉フィニフティ(クイーンC2着)。坂路56秒0-12秒5と全体は平凡だが、終いは悪くない。鞍上は西村淳騎手。

●京都ダート1800m

ダンツドール(牝、ホッコータルマエ×エアブライス、栗東・四位厩舎)
おばオウケンビリーヴ(交流G3クラスターC勝ち馬)、近親トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯勝ち馬)。CW6F84秒4-11秒4と終いに上々の時計をマークしている。

◆2歳馬新規入厩


ダノンモンブラン(牡、ロードカナロア×ヤンキーローズ、栗東・中内田厩舎)
半姉リバティアイランド(GⅠ4勝)。セレクトセール4億700万円(税込)

ミラビリスマジック(牝、キズナ×ソーマジック、美浦・国枝厩舎)
母は桜花賞3着。半姉マジックキャッスル(愛知杯勝ち馬、秋華賞2着)、半兄ソーヴァリアント(チャレンジC勝ち馬)、ソーグリッタリング(リステッドレース2勝)