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【2歳馬情報】開幕週の中山に期待の良血外国産馬が登場!
2023/11/27(月)
秋の東京、京都開催も終わり、今週から中山、阪神ね中京開催がスタートする。開催は変わったものの、多くの良血馬が初陣を迎える。各厩舎の期待馬たちを、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆12月2日
●中山芝1200m
キングズブレス(牡、Kingman×インピード、美浦・木村厩舎)
おじReefscape(フランスG1勝ち馬)。1週前調教(以降も追い切りの時計は、主に1週前のもの)は、火曜日と金曜日にウッド5F70~71秒台の時計を出している。
「デリケートな面があり、1週前の追い切りは周りに馬が少ない火曜日に行った。折り合いを重視して抑え気味だけど、馬体は目立ち、素質はかなり高そう」と現地記者の話。鞍上はビュイック騎手。なお翌日の中京芝1400m戦にまわる可能性もある。
●中山ダート1800m
グローリーワン(牡、ワールドエース×クイーングラス、美浦・和田雄厩舎)
半兄オールパルフェ(デイリー杯2歳S勝ち馬)。1週前はウッド6F83秒9-11秒8。5Fでは66秒1の速い時計が出ている。追い切り本数も多く、仕上がりは他馬以上に進んでいるイメージだ。
チャンスメーカー(牡、ジャスタウェイ×パーフェクトチャンス、美浦・上原佑厩舎)
半兄ワイルドカード(ベテルギウスS1着)。ウッド6F82秒5と全体も速いが、特に上り2Fの11秒7-11秒5は評価したい。
ペクトラル(牡、アルアイン×マチカネタマカズラ、美浦・中舘厩舎)
母はクイーンC3着。半兄アンダープロット(3勝)、半姉アルコレーヌ(3勝)。2週前はウッド6F85秒台だったが、1週前はウッド6F82秒7-12秒0と時計も詰まってきている。鞍上はマーカンド騎手。
●阪神芝2000m
コレギウム(牡、キズナ×エディン、栗東・池江厩舎)
全姉アブレイズ(フラワーC勝ち馬)。3週連続でCW6F82~83秒台と速めの時計を3連発。1週前は上りが少々かかってしまったが、2、3週前は1F11秒台で上がっている。
◆12月3日
●中山芝2000m
ウェックスフォード(牡、オルフェーヴル×ララア、美浦・高木厩舎)
全姉サラス(マーメイドS勝ち馬)、セラピア(4勝)、半姉シャムロックヒル(マーメイドS勝ち馬)。「追い切りを始めたころは目立たなかったけど、ジョッキーを乗せた1週前追い切り(ウッド6F83秒1-11秒6)が上々。力強く脚を伸ばし、これまでと比べても劇的に変化。血統馬らしく水準以上の動きを見せている」と記者の話。鞍上は菅原明騎手。
パシフィックハイツ(牝、レイデオロ×パシフィックギャル、美浦・武井厩舎)
母は重賞2着2回。おじサトノソルタス(重賞2着2回)。1週前もウッド6F83秒6-12秒2と終いは12秒を切れていないが、全体時計は悪くない。
●中山ダート1200m
スターシャワー(牝、Bated Breath×シャイニングパス、美浦・古賀慎厩舎)
近親シュネルマイスター(NHKマイルC勝ち馬)。週毎に時計を詰め、1週前はウッド6F82秒8-12秒2と水準レベルまで来ている。
●阪神芝1600m
マイノワール(牡、マインドユアビスケッツ×チカノワール、栗東・笹田厩舎)
母は3勝。おじプリンスミノル(3勝)。追い切りは坂路中心で、1週前は52秒3-12秒7の好時計をマークしている。
●中京芝1400m
インクルージョン(牡、ハーツクライ×インクルードベティ、美浦・堀厩舎)
母は北米G1勝ち馬。調教時計はウッド6F83秒5-11秒3。「予定していた東京のデビューを伸ばして、しっかり乗り込み、入念な調整。1週前追いは3頭併せでビシビシ追われ、ハードなメニューを消化。好時計をマークしており、素材としては間違いなさそう」と記者の話。鞍上はモレイラ騎手。
アルトゥーム(牡、モーリス×ブロンシェダーム、栗東・藤岡厩舎)
祖母スリープレスナイト(スプリンターズS勝ち馬)。CW6F83秒3-11秒3の好タイムをマークしている。鞍上はムルザバエフ騎手。
レッドスウィング(牡、ハービンジャー×ディヴァインハイツ、栗東・池江厩舎)
おばリバティハイツ(フィリーズレビュー勝ち馬)。11月25日の京都芝1400m戦を予定もアクシデントがあって回避し、ここへまわる予定。追い切りはCW6F82秒7-11秒7。
「この血筋らしくスピーディーで、回転数の速さがうかがえる走法。父の適性なら中距離以上だが、母系が強く出ている印象で、活躍の場はマイル以下になりそう」と記者の話。鞍上は松山騎手。
◆2歳馬新規入厩
レッドアトレーヴ(牡、ロードカナロア×ラストグルーヴ、美浦・手塚厩舎)
全兄レッドモンレーヴ(京王杯SC勝ち馬)、ランフォザローゼス(重賞2着3回)、祖母エアグルーヴ(G1を2勝)
パカーラン(牡、イスラボニータ×ジペッサ、栗東・藤原英厩舎)
半兄ユティタム(青竜S1着)
マリーマカロン(牝、レイデオロ×エピックラヴ、美浦・黒岩厩舎)
半兄ダノンザキッド(ホープフルS勝ち馬)、ダノンタッチダウン(朝日杯FS2着)、ミッキーブリランテ(重賞2着2回)
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