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【阪神ジュベナイルF】先行激化で浮上!展開有利の 「絶好ポジション」から突っ込んでくる馬とは
2023/12/10(日)

3連勝でG1制覇を狙うアスコリピチェーノ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は阪神ジュベナイルフィリーズ(G1、阪神芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>抑えの利かない逃げ・先行馬たち
- <2>長くタフな直線勝負では馬格が重要
キャリアが浅くまだ底を見せていない2歳馬たち。いきなり脚質や戦法を変えることは難しく、ここまでの好走パターンの競馬に徹するはずです。
逃げ・先行馬が揃いました。スピード任せで押し切ってきた馬からすると、ここでも行くしかないでしょう。⑧プシプシーナや⑨テリオスルル、⑮ナナオ辺りが逃げ候補。
ゲートやスタートダッシュも未知な部分を残しますが、まずは持ち味を生かしきれるように乗ってきます。小柄な馬だとあまり揉まれたくないので、ゴチャつかない位置に収まりたい気持ちもあります。
序盤は前が速くなるペースを想定します。
向正面
⑮⑨⑧↑⑬⑤④③②↑
⑰⑪⑩⑦⑥①↑
⑱⑯⑭⑫ ↑
③キャットファイトや⑤スプリングノヴァ、⑬カルチャーデイといった前々で立ち回りたい馬たちが続きます。
しっかり折り合って脚を溜めて、直線勝負に持ち込みたい有力馬たちからすると、序盤の速い流れに巻き込まれないように注意したいです。
⑦アスコリピチェーノや⑩コラソンビートらは行きたい馬たちを行かせて無理せず追走する位置取り。
中距離寄りのタイプと見ている⑭サフィラや⑯ルシフェルは外枠を生かしてどれだけ流れに乗れるか。
直線入口
⑨⑧↑⑬⑤④③⑮↑
⑪⑩⑦⑥①②↑
⑱⑯⑭ ⑫⑰↑
スピード任せで行く馬たちはこの辺りから徐々に脱落。脚を溜めていた馬たちが外から続々と進出していきます。
阪神芝1600mは外回りコースの長い直線勝負。ゴール前には急坂もあります。最後までスピードを出し切るには、道中の折り合いはもちろん大事ですが、動力源となるパワーが必要です。そんな時には馬格、馬体重のある馬が信頼できます。
⑦アスコリピチェーノを中心視。この中間は柔らかみのある動きで切れ味を感じます。溜めが利いていい伸びを見せています。栗東に滞在して輸送の負担が減るのもいいですね。馬格もあって坂も苦にしないでしょう。速い流れに巻き込まれず直線勝負で勝機。
前が速くて苦しくなった時に出番があるなら⑯ルシフェル。大跳びで器用さが無い中距離タイプ。外枠なら被されずにリズムを崩さず追走が可能。スタミナを生かして1600m以上を走る覚悟でノビノビと加速して力を出し切れば、展開が噛み合った時に一発がありそうです。
本命候補:⑦アスコリピチェーノ
穴馬候補:⑯ルシフェル
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をX(旧Twitter)で配信しています!
(元JRA騎手)
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