【東海S】見落とし厳禁!京都開催だから狙える意外な人気薄

19年東海Sを武豊騎手を背に逃げ切ったインティ

19年東海Sを武豊騎手を背に逃げ切ったインティ


1月21日(日)に行われる東海ステークス(G2、京都ダ1800m)。突然ですがこの東海Sは、いわゆる「リピーター」が発生しやすいレースであることはご存じでしょうか。

▼東海Sで複数回好走した主な馬
21年1着 オーヴェルニュ(2人気)
→22年2着(1人気)

19年1着 インティ(1人気)
→20年3着(1人気)

17年2着 モルトベーネ(12人気)
→18年3着(6人気)

14年2着 グランドシチー(3人気)
→15年2着(9人気)
(※過去10年)

インティ、オーヴェルニュのような人気馬からモルトベーネのような穴馬まで、複数の馬が連続して馬券に。また同じくダートのハイグレード競走であるチャンピオンズCやフェブラリーSでも同様にリピーターが多いことを考えると、ダートの上級戦はコース適性が結果に大きな影響を与えると考えられます。

しかしここで一つ問題点が。今年の東海Sは京都ダート1800mでの施行と、従来とは異なる条件の開催です。

しかしどうぞご安心を、このリピーター理論は場所が違っても有効です。今年と同じく京都で行われた20年東海Sの上位3頭を例にとって見てみましょう。

▼20年東海S上位3頭の主な京都ダ1800m成績
1着 エアアルマス(2人気)
→19年太秦S(OP)1着

2着 ヴェンジェンス(3人気)
→19年みやこS(G3)1着、太秦S(OP)2着

3着 インティ(1人気)
→18年観月橋S(1600万下)1着

このように20年の上位2頭はいずれも京都ダート1800mのオープン戦で実績のあった馬。また3着のインティは19年みやこSこそ超ハイペースの先行争いに巻き込まれ15着と大敗していますが、もともと京都では1000万下(現2勝クラス)時に後続と10馬身差、1600万下(現3勝クラス)時にも5馬身差で圧勝するなど、非凡な適性を見せていました。

今回のメンバー中、京都ダート1800mのオープン戦で勝利実績があるのはタイセイドレフォン(23年平城京S1着)、ヴィクティファルス(23年太秦S1着)といったところ。いずれも上位の実力がありながら本命に推されそうな気配はなく、ぜひとも伏兵候補として馬券に加えておくことをお勧めします!