【根岸S】初めての条件でアイオライトが悲願の重賞タイトル奪取に挑む!

悲願の重賞獲りに挑むアイオライト

悲願の重賞獲りに挑むアイオライト


根岸S
アイオライト
武藤善則調教師

——前走のギャラクシーステークスは、トップハンデ59キロを背負って5着でした。レース内容を振り返ってください。

武藤調教師(以下、武):モマれ弱いところのある馬なので、インの3番枠に入ってしまったのは響いたかと思います。4コーナーでは外めを回るように、と団野に指示してそのオーダー通りの形にはなりましたが、前半ハイペースを追いかけての3番手で、そこでかなり脚を使ってしまいましたからね。

最後はハンデ59キロも堪えたかと思います。ただその割りには最後もバタッと止まってはいませんし、厳しい内容だったことを考えれば結果を悲観することはないと思います。

——今回根岸ステークスを選択された意図は。

武:これまでダート1400では2勝していますが、やはり昨年の栗東ステークスの圧勝振りがインパクトありましたからね。オープンクラスの1400で、直線だけで7馬身離すというのは適性がないと出来ない勝ち方ですし、この舞台は合うと思って選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

武:前走後は育成牧場へ短期放牧に出して、ここを目標に帰厩しました。普段から長めに乗って体に締まりもありますし、予定通り調整出来ています。

——1/18(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

武:1週前なので、併せ馬である程度しっかりやろうと思っていました。今は7歳になったので若い頃ほど速い時計は出ませんが、時計、動き共に十分でダート重賞へ臨む態勢は整っています。

——東京ダート1400は初挑戦です。舞台設定への見通しは。

武:先ほど話したように、1400という距離の適性はバツグンだと思います。中京の遠江ステークスも、速い流れのなか番手をキープする形で最後はバテてしまうかなと思って見ていましたが、二枚腰を使って押し切ってくれました。道中気分良く行けたときは本当に強いですし、今回もスムーズに行けるかどうかがポイントになると思います。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

武:スムーズな競馬にこだわりたいですね。外めの枠を引いてそのままスンナリ、という形が理想です。これまでリステッド競走を3勝していますし、あとは重賞を勝つだけです。

みやこステークスの取材のときにも話しましたが、華麗なる一族の血が入った種牡馬となれば希少価値がありますし、何とか重賞タイトルを取らせてあげたいですね。個人的にも根岸ステークスはジョッキー時代に2年連続(1988年、1989年)で2着と悔しい思いをしているので、その忘れ物を取りにいきたいです。