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【東京新聞杯】展開向くぞ!「絶好ポジション」から粘り込むを目論む爆弾穴馬
2024/2/4(日)
叩き2戦目で一変を狙うサウンドビバーチェ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は東京新聞杯(G3、東京芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>逃げ・先行馬はリードを保って直線へ
- <2>緩みのない流れで総合力が求められる
昨年のこのレースで逃げ切り勝ちを決めた⑤ウインカーネリアンが今年も行くでしょう。三浦騎手もいかにスムーズに逃げるかに注力するはず。ペースを落としたら後ろに控える切れ味自慢に差されてしまうので、平均やや速めのペースでレースを引っ張ります。
⑩ダノンタッチダウンや⑪マテンロウスカイ、⑬トゥードジボン、⑭サウンドビバーチェといった切れ味勝負では分が悪いタイプの馬たちが続きます。
先行馬が揃ったので、⑤ウインカーネリアンは昨年ほど楽に行けるか?という少し気になる部分もあります。
向正面
↑⑤↑⑩⑪⑬⑭
↑③⑧⑫
↑②⑥⑮⑯
↑①④⑦⑨
開催2週目で雨の影響を受けていない馬場なら基本的には前目、内目で運べる馬が有利。
ペースが前掛かりになれば後方の差し馬たちにもチャンスが巡ってきます。ペースのバランスがどちらに傾くか判断しづらい厄介なメンバー構成ですね。
先行集団を見ながら運ぶのが⑥マスクトディーヴァ。初のマイル戦ですが、桁違いの切れ味を持っているので難なく対応できるでしょう。
⑦ジャスティンカフェや⑨ウンブライル、⑮フリームファクシ、⑯アヴェラーレらも近い位置で追走します。⑥マスクトディーヴァの後ろにいたらどうやっても敵わないと思いますが…。
直線入口
↑⑤↑ ⑩⑪⑬⑭
↑⑧ ⑫⑥
↑ ② ⑮⑯
↑③①④⑦⑨
525.9mの長い直線が待ち受ける東京コース。道中の位置取りも当然大事ですが、結局はこの直線でどれだけいい脚を使えるかが重要です。
マイル戦のゴール前は力比べになります。誤魔化しが利きにくく、タフさやスタミナも求められ、総合力で競い合います。
ペースの前傾、後傾、関係なく突き抜けてくると見ている⑥マスクトディーヴァ。
秋華賞ではスローペースの後方から、仕掛けを待たされるシーンがありながら1頭だけ伸びてきて2着。この中間は馬体のバランスに安定感が出て、ブレのない走りから体幹の強化が感じられます。外をブン回しても問題ないでしょう。
ペースが平均やや速めで収まっていれば⑤ウインカーネリアンの粘り込みも十分可能。海外帰り、明け7歳ですが、フットワークのバランスが良くて仕掛けてからの反応もいい感じ。体調の良さが伝わってきます。
レースで堅実に力を出せるタイプで、G3メンバーのここなら簡単には止まらないでしょう。後続に脚を使わせて切れ味を削ぎたいところ。
人気はありませんが、⑭サウンドビバーチェはひと叩きして体調がグンとアップしています。馬体の張りが良くなっていて、こちらも無理せず前目で運べたらいい粘りを見せても不思議ではありません。
本命候補:⑥マスクトディーヴァ
逆転候補:⑤ウインカーネリアン
穴馬候補:⑭サウンドビバーチェ
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんが、レース発走直前のパドックでよく見える5頭をX(旧Twitter)で配信しています!
(元JRA騎手)
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