【共同通信杯】エフフォーリア、ジオグリフも該当!能力を秘めたクラシック級ホース

21年共同通信杯を快勝しG1馬まで上り詰めたエフフォーリア

21年共同通信杯を快勝しG1馬まで上り詰めたエフフォーリア


2月11日(日)に行われる共同通信杯(G3、東京芝1800m)。21年1着エフフォーリアや同3着シャフリヤール、22年2着ジオグリフなど後のクラシックホースを輩出しているように、素質馬による力試しの場となっている1戦です。

そして近年、この共同通信杯で活躍する馬たちには共通点があることがわかっています。それは「前走上がり1~2位」であること。

▼共同通信杯「前走上がり」別成績

1位[4-2-2-15]
2位[1-2-1- 5]
3位[0-1-1- 1]
4~[0-0-1-13]
(※過去5年)

共同通信杯はクラシックを見据えた出走が多く、かつ少頭数とあって道中はほとんどの馬が折り合いを重視。必然的にスローペースの瞬発力勝負となり、決め手を持っていた馬が好走しやすいのでしょう。

現にここ5年は前走上がり1~2位の馬が5勝。特に「前走上がり1位」が4勝で最も多く勝利を飾っています。

とはいえ、これだけでは軸馬を絞るのに少々物足りません。そこでもう一押し!「前走上がり1位で好走した馬のコース経験」に注目してみましょう。


22年1着 ダノンベルーガ(3人気)
→東京新馬戦1着

22年2着 ジオグリフ(1人気)
→東京新馬戦1着、札幌2歳S1着

21年1着 エフフォーリア(4人気)
→札幌新馬戦1着、東京1勝クラス1着

20年1着 ダーリントンホール(3人気)
→札幌2歳S3着

19年1着ダノンキングリー(3人気)
→東京新馬戦1着

なんと勝ち馬4頭を筆頭に「東京or札幌で好走」していたという共通点がありました。コースが同じ東京はともかく札幌?と思われる方も多いかと思いますが、実は札幌2歳Sが行われる札幌芝1800mは後半のスパート勝負になりやすいコース形態。その点で最後の直線で長い脚を使う東京芝1800mと求められる適性が似やすく、それがこれだけの好走馬を輩出しているものと推測できます。

そして今年「前走上がり1位」かつ「東京or札幌で好走」の経験があるのは、エコロヴァルツフォスターボンド。共同通信杯の好走のみならず将来のクラシック候補にもなりうる2頭の走りに要注目です!