【弥生賞】シンエンペラーに黄色信号?本当に信頼できる「クラシック級」の本命馬

22年弥生賞を快勝しているアスクビクターモア

22年弥生賞を快勝しているアスクビクターモア


3月3日(日)に行われる弥生賞ディープインパクト記念(G2、中山芝2000m)。皐月賞を見据え、多くの実力馬が集う一戦です。

注目馬はなんといっても唯一の重賞ウィナーかつ、ホープフルS2着のシンエンペラーが筆頭でしょう。また無敗の2戦2勝馬にもダノンエアズロック、トロヴァトーレ、ファビュラススターと並々ならぬ面子が揃い、本命争いは混迷を極めそうです。

そこで今回は過去10年のデータを徹底検証。結果、本当に信頼できる1頭を絞り込むことができました。ぜひ最後までご覧ください!

▼弥生賞「前走着順」別成績
前走1着 [7-7-1-35]
前走2着 [0-1-3- 6]
前走3着 [0-1-2-10]
(※過去10年)

ご覧いただいたのは「前走着順」別成績。この中では「前走1着」組が7勝、2着7回と圧倒的で、馬券圏内で見ても過去10年30頭中の15頭、つまり約半分を占拠しています。一方で前走2着馬は2~3着こそ多いものの勝ち馬はなしと、シンエンペラーには少々厳しい結果となりました。

この理由としては、弥生賞が前哨戦であるということが大きいでしょう。前走1着からここを使ってくる馬の多くは新馬~1勝クラスの条件戦経由。ここで優先出走権を獲得しないとクラシック路線に乗ることが難しくなるため、万全の態勢で挑みます。

一方で前走G1の1~2着に入ったことのある馬はすでに賞金上位で皐月賞へ出られる可能性が高いだけに、本番への叩きとして参戦する場合がほとんど。そのため馬券内に好走しても、勝利には至らないケースが目立ちます。

よって、勝ち馬という観点からは「前走1着」の3頭が候補として浮上。その中でも特にオススメできるのが「前走4コーナー2~5番手」で競馬をしていた馬で、勝ち馬7頭のうち5頭が該当。のちにG1を制すマカヒキやアスクビクターモアなども含まれていました。

そして今年の無敗馬3頭のうち「前走4コーナー2~5番手」から勝っているのは、ダノンエアズロック1頭のみ。弥生賞のみならず、今後のクラシックでも活躍が期待できる本命候補と言えるでしょう!