【金鯱賞】2強対決!「ドゥレッツァvsプログノーシス」本当に買えるのはどっち?

打倒菊花賞馬に燃えるプログノーシス

打倒菊花賞馬に燃えるプログノーシス


今年の金鯱賞(G2、芝2000m)は、昨年の菊花賞馬ドゥレッツァと、2023年の覇者プログノーシスとの対決が注目を集めています。

そこで今回は現在の3月に舞台を移した2017年からの「鉄板データ3選」を用い、人気2頭を多方面から比較。どちらが本当に買えるのか徹底検証したいと思います!

【鉄板データ①】

▼年齢別成績(過去7年)
4歳[4-3-1-12]複勝率40.0%
5歳[2-3-3-20]複勝率28.6%
6歳[1-0-3-17]複勝率19.0%
7~[0-1-0-15]複勝率6.3%

2017年から過去7年の年齢別成績では、ドゥレッツァの「4歳」が他の世代を圧倒。基本的に年齢を重ねるほど成績が下降していて、連覇がかかるプログノーシスの「6歳」は21年に10頭立ての最低人気で逃げ切ったギベオン以外に勝利した馬がいません。

ただ、ここまでの芝中距離における重賞路線を振り返ると、今年の4歳牡馬は例年と比べて不振傾向。年明けから勝った馬は1頭もおらず、先日の中山記念でも1番人気に支持された皐月賞馬ソールオリエンスが4着に敗れているのは気になるところです。

【鉄板データ②】

▼前走クラス別成績(過去7年)
国内G1[4-1-1-13]複勝率31.6%
海外G1[0-3-1- 2]複勝率66.7%

第2ラウンドの前走クラス別成績は評価が難しい結果に。ドゥレッツァの「国内G1組」は過去7年で4勝に対して、プログノーシスの「海外G1組」は勝利こそ無いながら全6頭中4頭が馬券内。勝ち切りを期待するならドゥレッツァ、連軸候補ならプログノーシスとなります。

【鉄板データ③】

▼前走 距離別成績(過去7年)
同距離 [3-3-5-20]複勝率35.5%
距離短縮[4-3-2-28]複勝率24.3%

前走の距離別成績は僅差で同じ芝2000mを走っていたプログノーシス。複勝率35.5%は出走した約3頭に1頭が馬券に絡んでいる計算です。

補足として現在の時期に金鯱賞が移動した過去7年で、前走芝3000mの菊花賞から1000mの短縮となる前例はゼロ。今回のドゥレッツァが初めてのケースとなります。

以上の結果から鉄板データ①はドゥレッツァ、②は引き分け、③はプログノーシスと1勝1敗1分の五分! 強いて優劣を付けるのであれば好走例がない59キロと、現4歳世代の不振を理由にドゥレッツァの評価を下げて、大崩れの無さそうなプログノーシスに軍配が上がるでしょうか。

世代や実績、臨戦過程が全く異なる金鯱賞の2強対決。どんな結末が待ち受けているか目が離せません!