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【3歳馬情報】G1デーの特別戦に素質馬が集結!
2024/3/18(月)
いよいよ桜花賞、皐月賞を目前に控え、各トライアルも終了。そんな中、今週はダービートライアルを目指し負けられない良血馬、素質馬たちが多く登場する。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介する。
◆3月23日
●君子蘭賞(牝馬限定1勝クラス・阪神芝1800m)
ミエスペランサ(牝、リアルスティール×ミスエルテ、栗東・池江厩舎)
1月14日のデビュー戦を勝利。ここが2戦目となる。「母同様に軽さが強調された芝向きのフットワーク。気性的な危うさもある血統だが、レース間隔を開けての過程には好感。パンパンの良馬場向き」と記者の話。2週連続でCW1F11秒台半ばの時計が出ており、仕上がりも上々。母(新馬、ファンタジーS連勝)のようにデビュー2連勝を決めたい。鞍上は西村淳騎手。
●未勝利・中山芝1800m
エレクトリックブギ(牡、ブリックスアンドモルタル×カイザーバル、美浦・鹿戸厩舎)
母は秋華賞3着、祖母は桜花賞馬ダンスインザムード。前走の小倉芝1800mの未勝利戦は好位から抜け出すと、離れた外から進出したセレストをクビ差抑え、デビュー4戦目で初勝利を挙げている。血統的な伸びしろも大きく、1勝クラスでも楽しみな一頭だ。鞍上は横山武史騎手。
●未勝利・中山芝1600m
ドナウワルツ(牝、モーリス×ドナウブルー、美浦・手塚厩舎)
母は重賞2勝、G1で2着。半姉ドナウデルタ(阪神牝馬S3着)、おばジェンティルドンナ(G1を7勝)。17日の中山芝マイルの未勝利戦でデビュー予定だったが、万全を期して1週伸ばしてきた。
「牝馬にしてはサイズ感もあり、背中のシルエットはいかにも良血馬。芝向きのやわらかいフットワークを見せている。軽めの調整だけど、古馬と併せても互角の動きを披露している」と記者の話。1週前追い切りは、ウッド6F84秒4-11秒4。少々かかるところもあるようだが、レースでそのあたりが我慢できれば、初戦から好勝負できる。
●未勝利・阪神芝2000m
ワーキングアセット(牡、ジャスタウェイ×ワーキングプライド、栗東・吉村厩舎)
ここまで4戦し、3度の2着。特に前走はウォーターリヒトにハナ差2着。その相手は重賞戦線で活躍中と差がついてしまった。ここを勝利し、ライバルに追いつきたい。鞍上はムルザバエフ騎手
●1勝クラス・阪神ダート1400m
ルディック(牡、Into Misschief×Miss Besilu、栗東・高野厩舎)
デビューから6戦連続2着で、ダート1400mの近3戦は全て勝ち馬から0・1秒差。特に前走は走破時計が速く、3着には8馬身もの差をつけており、勝ちに等しい一戦だった。今回はブリンカーを着用の予定。前走だけ走れば勝利は近い。鞍上はムルザバエフ騎手。
●未勝利・中京芝1600m
レッドレクス(牡、ロードカナロア×レッドオルガ、栗東・藤原英厩舎)
3月9日の未勝利戦でデビュー。既走馬相手に中京開幕週で14番枠と厳しい条件の中、勝ち馬から0・1秒差の3着。ゴール前の脚は最も目立っており、初戦から良血らしさを見せつけた。叩き良化型の藤原英厩舎の2戦目で、しっかり勝ち上がりたい。鞍上は吉田隼人騎手。
◆3月24日
●ミモザ賞(牝馬限定1勝クラス・中山芝2000m)
ティンク(牝、ダイワメジャー×オーレリアズベル、美浦・久保田厩舎)
前走のデイジー賞は、先行2頭が1、2着を独占する展開を、後方から追い込んでの3着と、上位2頭に内容は負けていなかった。マイルから1800mへの距離延長で好走しており、今度の2000mも期待して良さそうだ。鞍上は岩田望騎手。
●大寒桜賞(1勝クラス・中京芝2200m)
シュガークン(牡、ブラックタイド×シュガーハート、栗東・清水久厩舎)
全兄はG1を7勝したキタサンブラック。「新馬戦こそ2着に敗れたが、マイルでは距離が短かった印象で、この血統はやはり中長距離向き(2000mの未勝利戦で勝ち上がり)。成長力ある一族で、ここの結果次第では青葉賞などダービートライアルも見えてくる」と記者の話。鞍上は武豊騎手。
ガイアメンテ(牡、ドゥラメンテ×ミュージカルロマンス、栗東・須貝厩舎)
札幌2歳Sで1番人気に支持されたほどの期待馬だが、結果は6着。レース前から極度にイレ込み、レースでも折り合いを欠くなど精彩を欠いた。東スポ杯も内容は大きく変わらなかったが、前走のあすなら賞は道中で脚が溜まり、断然人気のサトノシュトラーセに頭差まで迫った。能力は高いので、問題はテンションのみだ。鞍上は西村淳騎手。
ソウルアンドジャズ(牡、ブリックスアンドモルタル×ナスノシベリウス、美浦・武井厩舎)
デビュー2戦は4、7着だったが3戦目で変身し、2番手から抜け出し快勝。重馬場の中京芝2000mで2分0秒7の時計も速い。半兄ハーツコンチェルト(ダービー3着)同様に左回りが良さそうで、今度も中京コースを選択。ここを勝ってダービートライアルに向かいたい。
オールナット(牡、サトノダイヤモンド×キューティーゴールド、栗東・高野厩舎)
新馬戦は、プレリュードシチー(京都2歳S2着)、メイショウタバル(つばき賞1着)、ウォーターリヒト(きさらぎ賞2着)を破って1着。前走のあすなろ賞もサトノシュトラーセ、ガイアメンテら素質馬相手に少差の3着に来ている。ここまでの3戦を見ると少し末が甘いイメージもあるので、できれば上りがかかって欲しい。鞍上はムルザバエフ騎手。
●未勝利・阪神芝1600m
ダノンモンテローザ(牡、ロードカナロア×パーフェクトトリビュート、栗東・友道厩舎)
半兄ロードマックス(京王杯2歳S2着)。友道厩舎&ダノックスの珍しいラインで注目された馬。2週前の追い切りでCW2F22秒4(6Fは85秒3)と秀逸の時計をマーク。そして1週前はCW81秒0-11秒3と全体、終いともに優秀な時計を出し、評価を更に上げている。既走馬相手でも勝ち負け濃厚だ。鞍上は藤岡康騎手。
●牝馬限定・未勝利(中京芝2000m)
スターリングアップ(牝、ブリックスアンドモルタル×ソウルスターリング、栗東・松永幹厩舎)
オークス、阪神JFを勝った名牝の初仔。デビューから2戦はともに5着。いずれも出遅れて後方から追い込む形で、しっかり差し脚は見せている。中間はゲート試験も行われており、懸念のスタートさえしっかり決まれば初勝利も見えてくる。鞍上は池添騎手。
◆2歳馬新規入厩
ポートデラメール(牝、ナダル×ジュベルアリ、栗東・斉藤崇厩舎)
半兄アルナシーム(5勝、カシオペアS1着)
メルキオル(牡、ナダル×サングレアル、栗東・松永幹厩舎)
母はフローラS勝ち馬。半姉エピプランセス(3勝)、おばブエナビスタ(G1を6勝)、ジョワドヴィーヴル(阪神JF勝ち馬)
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