【高松宮記念】今年は1頭だけ!武豊ソーダズリングが「初の芝1200m」でも狙える理由

京都牝馬Sを差し切っているソーダズリングと武豊騎手

京都牝馬Sを差し切っているソーダズリングと武豊騎手


突然ですが高松宮記念(G1、中京芝1200m)は、「初めて芝1200mを走る馬」が激アツ!

百聞は一見にしかず。近年の主な該当例をご覧いただきましょう。

▼中京芝1200m種牡馬別成績
●22年
2着 ロータスランド(5人気)

●21年
2着 レシステンシア(1人気)
3着 インディチャンプ(3人気)

●20年
2着 グランアレグリア(2人気)
3着 ダイアトニック(3人気)

●19年
1着 ミスターメロディ(3人気)

なお23年の該当馬は直近4戦続けて2ケタ着順に大敗していた16着ウォーターナビレラ1頭のみ。それを除けば、過去5年で1~2頭は馬券内に来ているのをご存知でしたか?

注目は21年2着レシステンシア、20年2着グランアレグリア、同年3着インディチャンプなどのG1馬だけでなく、22年2着ロータスランド、19年ミスターメロディなど当時G3しか勝利経験が無かった馬も含まれていること。

芝1600mのG1馬が絶対能力の違いで1200mでも好走という単純なケースではなく、ここに馬券のヒントが隠されています!

22年2着ロータスランドは前走で、当時阪神芝1400mで行われた京都牝馬Sを勝利。19年1着ミスターメロディも中京芝1400mのファルコンS勝ち馬で、阪神芝1400mのG2阪神Cでも2着がありました。

また22年2着レシステンシアは前走で阪神芝1400mの阪急杯をレコード勝ち。20年2着グランアレグリアは阪神芝1400mの阪神Cを5馬身差で圧勝。同年3着ダイアトニックも芝1400mのスワンS勝ち馬で、後に阪急杯や阪神Cを制しています。

すなわち、高松宮記念が初の芝1200m戦となる馬の激走条件は「芝1400m重賞で好走」していること!

さて今年出走する初芝1200mの馬を当てはめてみると、ウインカーネリアンとディヴィーナは重賞勝ちが芝1400mで無いため除外、昨年のNHKマイルC馬シャンパンカラーは芝1400mに出走経験すら無いため該当せず。

すると残るはソーダズリング1頭のみ。前走の京都牝馬Sは距離が芝1400mだったとはいえ、高松宮記念で上位人気が予想されるナムラクレアに勝利しました。また競馬場こそ違えど22年2着ロータスランドとも同じローテだけに、激走の期待が膨らみます!