【アーリントンC】経験積んだポッドテオが重賞制覇に挑む!

ここまで8戦し一度も4着以下がないポッドテオ

ここまで8戦し一度も4着以下がないポッドテオ


アーリントンC
ポッドテオ
畠山吉宏調教師

——前走の3歳1勝クラス(2/18・東京・芝1600)は1着でした。レース内容を振り返ってください。

畠山調教師(以下、畠):中山でも崩れず走っていますし右回りが良くないという訳ではありませんが、現状では東京コースの方が良さそうだという感触があったので、前々走、前走と東京で使いました。主戦の北村宏司騎手がケガで休んでいたのでキング騎手に依頼しましたが、上手に乗ってくれましたね。これまでオープンに挑戦しても崩れませんでしたし、1勝クラスでは力が上だと思っていたので勝てて良かったです。

——今回アーリントンカップを選択された意図は。

畠:2勝目をあげることが出来たのでそろそろ重賞へチャレンジしよう、と考えたときに、中山のニュージーランドトロフィーと阪神のアーリントンカップが選択肢として出てきました。中山マイルがダメという訳ではありませんが、北村宏司騎手も関西へ乗りに行ってくれるということですし、関西圏への輸送はありますがアーリントンへ挑戦することにしました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

畠:前走後は近場の牧場へ放牧に出して、気持ちをリフレッシュさせました。目標のアーリントンカップから逆算して帰厩して、順調に調整を進めています。

——4/4(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

畠:2週前も北村騎手に乗ってもらってそれなりの時計で動かしていますし、1週前は北村騎手からのリクエストもあって、併せ馬で壁を作ってガマンさせながら折り合わせる形でやりました。以前は乗り手が抑えにかかると頭の位置が高くなる格好で走っていましたが、経験を積みながら解消してきて良い頭の位置でガマン出来るようになってきましたし、今回は更にその点に進歩が見られました。

——現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

畠:前進気勢があるところですね。前へ前へという気持ちが強いですし、それでいてガマン出来ずに行ってしまっている訳でもありませんから。ジョッキーが競馬や追い切りでいろいろなことを教えていくなかで操縦性も良くなってきましたし、それがいざ追い出してからの伸びに繋がっていると思います。

——今後の成長を期待しているところは。

畠:今はマイル中心に使っていますが、これから徐々に距離を延ばしていっても対応出来ればと思います。前走1800で2着だったり未勝利を勝ったりしていますが、これから上のクラスで戦っていくことを見据えると、更に成長が欲しいですね。それに向けて、先ほど話したような道中のガマンや折り合いに磨きをかけているところです。

——初めてとなる関西圏への長距離輸送の見通しは。

畠:2戦目に福島で使ったときは3着でしたが、競馬へ向かう過程においては特に問題ありませんでしたし、馬格があってカイ食いが良い馬なので心配はしていません。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

畠:初めての重賞挑戦になりますが、クラスが上がってもすぐに対応して上位争いをしてきましたし、これまで戦ってきたメンバーを見ても、ここでも遜色のない競馬が出来るのではないかという手応えがあります。NHKマイルカップのトライアルですし、ここで良い競馬をして先に繋げていきたいですね。