【日本ダービー】無敗3冠馬コントレイルも該当!連対率8割「勝利の法則」に最も近い1頭

20年ダービーを勝った後の三冠馬コントレイル

20年ダービーを勝った後の三冠馬コントレイル


5月26日(日)に行われる東京優駿(G1、東京芝2400m)。突然ですがこのレースには、とある「勝利の法則」が存在します。

ズバリ結論から申します。「前走上がり」に注目してください!

▼日本ダービー「前走上がり」別成績
1位 [5-1-2-21]
2位 [2-2-4-20]
3位 [1-2-0-12]
4~5位[2-4-1-19]
6位~ [0-1-3-72]
(※過去10年、3ハロン順位)

このように、前走上がり最速の馬が5勝と圧倒的。また3着以内という視点で見ても、前走で5位以内の上がりを使えていなかった馬は著しく成績が下がります。

やはり舞台が直線の長い東京芝コースとあって、それだけ終いの脚が重要になるということなのでしょう。

そしてここからが「勝利の法則」のご紹介。「前走上がり1位」の中でも「皐月賞で1~3着」だった馬、これが日本ダービーでも本当によく来るんです!

▼主な該当馬
[4-1-0-1]連対率83.3%

23年2着 ソールオリエンス(1人気)
→皐月賞1着(上がり1位)

22年1着 ドウデュース(3人気)
→皐月賞3着(上がり1位)

20年1着 コントレイル(1人気)
→皐月賞1着(上がり1位)

16年1着 マカヒキ(3人気)
→皐月賞2着(上がり1位)

15年1着 ドゥラメンテ(1人気)
→皐月賞1着(上がり1位) (※過去10年)

当時無敗のダービー馬となったコントレイルをはじめ、多数の名馬が該当し勝利。この条件に当てはまった以上は、信頼できる軸たりうると言ってしまって差し支えないでしょう。

ですが、ここでお気づきの方も多いのではないでしょうか。そう、今年「前走上がり1位」と「皐月賞1~3着」を満たす馬は……なんと、1頭も存在しないのです!

とはいえ諦めるのは早計です。この結果を受けて、さらなる調査を続行。その末に「勝利の法則」に次ぐ第2の激走条件を発見しました。

それは「前走上がり1~5位」かつ「皐月賞で連対」した馬です!

▼主な該当馬
[4-5-2-6]複勝率64.7%

23年1着 タスティエーラ(4人気)
→皐月賞2着(上がり5位)

21年2着 エフフォーリア(1人気)
→皐月賞1着(上がり2位)

20年1着 コントレイル(1人気)
→皐月賞1着(上がり1位)

18年2着 エポカドーロ(‌4人気)
→皐月賞1着(上がり4位)
(※過去10年)

該当例には先ほど挙げたコントレイルはもちろん、昨年の覇者タスティエーラの名前も。前走の上がりがトップ3ではないだけに目立たないのか、単勝オッズ8.3倍と比較的控えめな人気で勝ち切っているのも興味深いポイントです。

そして今年「前走上がり1~5位」かつ「皐月賞で連対」しているのは、コスモキュランダただ1頭。ジャスティンミラノは皐月賞での上がりが6位と、惜しくも条件からは外れる結果となりました。

「勝利の法則」に完全合致する馬のいない今年、たとえ無敗の皐月賞馬といえど後れを取る可能性はゼロではありません。であれば、最も条件に近いコスモキュランダを軸に据えて勝負してみるのも面白いかもしれませんよ!