【レパードS】今年は1頭だけ!現在5連勝中の「激アツ条件」に該当した軸馬候補

昨年のレパードSを押し切ったライオットガール(赤帽)

昨年のレパードSを押し切ったライオットガール(赤帽)


8月4日(日)のレパードステークス(G3、新潟ダ1800m)には、毎年のように砂の素質馬が集結。とはいえまだキャリアの浅い3歳馬同士の戦いとあって、予想は難解を極めます。

直近5年だけを見ても、19年に10番人気ハヤヤッコが勝ったかと思えば21年には1番人気メイショウムラクモが勝利。そして昨年は牝馬ライオットガールが優勝するなど、傾向はてんでバラバラに見えます。

ですがこの重賞、とある点に注目することでグッと的中に近づくことができるのをご存じでしょうか。百聞は一見に如かず、こちらをご覧ください。

▼レパードS「前走クラス」別成績
1勝クラス [0-2-1-22]複勝率12.0%
2~3勝クラス [3-1-2-22]複勝率21.4%
オープン重賞 [2-2-2-16]複勝率27.3%

23年1着 ライオットガール(5人気)
→前走3勝クラス4着(前々走2勝クラス1着)

22年1着 カフジオクタゴン(7人気)
→前走2勝クラス1着

21年1着 メイショウムラクモ(1人気)
→前走2勝クラス1着

20年1着 ケンシンコウ(7人気)
→前走ユニコーンS3着

19年1着 ハヤヤッコ(10人気)
→前走青竜S8着

(※過去5年)

上記はレパードSの「前走クラス」別成績。過去5年における優勝馬5頭、および馬券圏内15頭のうち8割にあたる12頭が「前走2勝クラス以上」からの臨戦だったことがわかります。

前述した通り、このレースは世代屈指のダート馬が集結する1戦。加えて新潟ダート1800mは終始平坦でスピードに乗りやすく、息の入れづらいコース形状です。

これらの要素が相まって、毎年のように激流の様相を呈しやすいのが特徴。そのため、直近でもレベルの高い相手と競い合った経験が好走に繋がりやすいのだと考えられます。

格上馬を狙うのは当たり前では?と思われるかもしれませんが、思い返していただきたいのが昨年の結果。1番人気に支持された当時3戦2勝のミスティックロア(前走1勝クラス1着)は14着に敗退。レースを制したのは、唯一2勝クラスの勝利経験があったにも関わらず5番人気の伏兵扱いを受けていた牝馬ライオットガールでした。

3歳戦とあって、馬柱が汚れていない素質馬のまだ見えない力を評価したくなるのは当然。しかしことレパードSに限っては、地道にキャリアを重ねてきた馬に利があるようです。

そして今年はまるで昨年を再現するかのように、メンバー中で2勝クラスを勝利しているのはジーサイクロンただ1頭のみ。直近3年の優勝馬がすべて2勝クラス突破歴があったことからも、今年の軸候補としてぴったりの1頭と言えるでしょう!