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【2歳馬情報】夏の新潟開催目玉の一頭が登場!
2024/8/5(月)
夏の新潟開催が始まり3週目。今週もG1馬を近親に持つ良血馬や、調教で抜群の動きを披露している評判馬などがスタンバイしている。今週デビュー予定の評判馬、良血馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆8月10日
●新潟芝1800m
エデルクローネ(牡、フィエールマン×コロナシオン、美浦・手塚厩舎)
母は新馬勝ち。祖母ブエナビスタ(G1を6勝)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はウッド5F68秒4、終いの1Fは11秒2と切れ味を見せた。同じ一族のエンブロイダリーが先日の未勝利戦を好タイムで7馬身差圧勝。本馬も続きたい。鞍上はルメール騎手の予定。
ヴァサヴォワール(牡、アルアイン×アナアメリカーナ、美浦・宮田厩舎)
半兄メイソンジュニア(ニュージーランドT2着)。ミックスセールで雅苑興業が6200万円で落札したが、現在は吉田和美氏名義となっている。2週前は坂路で54秒1-12秒3、1週前はウッドで5F67秒2-11秒7の時計をマークしている。
プラウドモーメント(牝、ドゥラメンテ×プラウドスペル、美浦・林厩舎)
全兄アスクドゥラメンテ(現4勝)、半兄マジカルスペル(5勝)、グレートウォリアー(4勝)。追い切りは坂路が中心で、1週前は54秒5-12秒5と水準レベルに近い時計は出ている。
●中京芝1200m
ハイファイスピード(牝、ビッグアーサー×デグラーティア、栗東・宮本厩舎)
母は小倉2歳S勝ち馬。半兄ドミナートゥス(4勝)。7月17日の坂路で52秒9をマーク。1週前はCWで4Fから52秒8-11秒7。ここを勝って、母も制した小倉2歳S(今年は中京開催)に向かいたい。
アニラ(牝、ドレフォン×シャクンタラー、栗東・松下厩舎)
母は2勝。おじノーステア(5勝)。2週前までは軽めの時計だったが、1週前はCW6F84秒6-11秒6とピッチが上がってきている。
●札幌芝1500m(牝馬限定)
クリノメイ(牝、オルフェーヴル×クリノエリザベス、栗東・須貝厩舎)
母はJRA2勝、地方3勝で準オープンまで出世。7月3日の坂路で52秒1の好タイムをマーク。1週前は函館のウッドで5F70秒台、1F12秒台後半の時計が出ている。
◆8月11日
●新潟芝1600m
マスカレードボール(牡、ドゥラメンテ×マスクオフ、美浦・手塚厩舎)
半姉マスクトディーヴァ(重賞2勝、秋華賞2着)。おじオメガヴェンデッタ(阪急杯2着)、マスクトヒーロー(マーチS3着)。追い切りはウッド5F68秒6-11秒3。
「牧場でも評判になっていたようだが、美浦に来てからも注目度は高く、1本目の追い切りから動きは良かった。力強さに瞬発力もあり、この血統らしい雰囲気も感じさせる」と記者の話。夏の新潟開催の目玉の一頭。どんな走りを見せてくれるのか楽しみである。鞍上は戸崎騎手の予定。
キューティリップ(牝、リアルスティール×リップスポイズン、美浦・戸田厩舎)
半兄アンブロークン(新潟2歳S2着)。追い切りはウッド5F67秒4-11秒6。2週前にも近い時計を出しており、仕上がりは順調に進んでいる。
ココアミュレット(牝、アドマイヤマーズ×ココシュニック、美浦・稲垣厩舎)
半兄ステファノス(富士S勝ち馬、G1で2着3回)。ウッド5F67秒0-13秒1と終いがもう一つ。まだ動ききれていないので、更なる変わり身を期待したい。
●中京芝2000m
カムニャック(牝、ブラックタイド×ダンスアミーガ、栗東・友道厩舎)
母は5勝。半兄キープカルム(現2勝)。友道厩舎&金子真人HDラインの馬。追い切りはCW6F85秒7-11秒0。終い重点とはいえ上り2F11秒3-11秒0は出色。
「友道厩舎らしくウッドチップで長めの追い切りを消化。追われてエンジンがかかってからの伸び脚が良く、時計も上々。血統通り芝の中距離で活躍が期待できる」と記者の話。友道厩舎の一番牝馬との噂もあり、注目のデビュー戦だ。鞍上は川田騎手の予定
ルージュシークエル(牝、スワーヴリチャード×シェアザストーリー、栗東・石坂厩舎)
半姉レッドクラウディア(クイーン賞勝ち馬)。追い切りはCW6F83秒7-11秒7。2週前の坂路では53秒6-12秒0の好時計が出ている。鞍上は西村淳騎手の予定。
リビングストン(牡、エピファネイア×ニシノヒナギク、栗東・吉岡厩舎)
半兄ニシノデイジー(平地重賞2勝、中山大障害勝ち馬)。芝コースで5F65秒台をマーク。活躍率の高い吉岡厩舎&ターフ・スポート&谷川牧場ラインにも注目。
●札幌芝1800m
パブリックビーナス(牝、エピファネイア×ヴィニー、栗東・池江厩舎)
札幌の芝コースで5F67秒台、1F12秒台前半の時計が出ている。おばのエンドレスサマーは、先の函館2歳Sで3着。今度は姪が活躍する番だ。鞍上は武豊騎手を予定
レッドシュテルン(牡、Saxon Warrior×エリーシエズワールド、栗東・中内田厩舎)
4日の札幌芝千八戦を予定も、長距離輸送の反動もあって回避。1週伸ばして当レースでデビュー予定だ。7月17日の栗東CW調教では、上り2F11秒3-11秒2の時計をマークした馬。反動の影響が無く、直前でしっかり時計が出せていれば、好勝負できるだろう。鞍上は藤岡佑騎手の予定。
ラルガメンテ(牝、ドゥラメンテ×メジロツボネ、美浦・尾関厩舎)
半兄グローリーヴェイズ(香港ヴァーズ勝ち馬)。函館のウッドで5F69秒台。2週前の美浦ウッドでは5F66秒4-11秒8の時計をマークしている。「美浦で乗り込んでから函館に移動。目立った時計こそ出ていないけど、ここまで順調に来ている。穏やかな性格で、芝中距離以上で良さそうなタイプ。血統的に奥手の印象もあるので、先々まで楽しみ」と記者の話。鞍上は横山武史騎手の予定。
◆2歳新規入厩
ダノンジョーカー(牡、ロードカナロア×ラコロネル、栗東・中内田厩舎)
母は北米G1勝ち馬
ホウオウユニバース(牡、エピファネイア×ツーデイズノーチス、栗東・吉岡厩舎)
母はアネモネS1着。半兄ワンスインナムーン(7勝、スプリンターズS3着)、ディバインコード(重賞3着2回)、ホウオウノーサイド(4勝)
バッドガール(牝、キズナ×カレドニアロード、栗東・安田翔厩舎)
母はアメリカ2歳牝馬チャンピオン。セレクトセール1億2100万円(税込)
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