引退競走馬のリトレーニング【高田潤コラム】

高田潤

皆さん、こんにちは!!
高田潤です!!

今週の月曜日は和田竜二ジョッキーのお誘いを受けまして、小牧加矢太ジョッキーと共に、静岡県御殿場にありますアイリッシュアラン乗馬学校にて、東京オリンピック馬場馬術日本代表の林伸伍選手に引退競走馬がセカンドキャリアとして馬術界で頑張っている様子や引退してから競技馬となるまでのリトレーニングの様子など、そして実際に騎乗してのご指導もいただきました!!

林選手による馬場馬術の高度な技術や演技なども見せていただき、馬場馬術の奥の深さやサラブレッドの持つ潜在能力の高さなど、まだまだ知らなかった事をたくさん知ることができ、また一つ勉強になりました(ToT) やはり、日々勉強ですね!!

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収録撮影も兼ねていた為、あまり写真を撮ることができず申し訳ありません…

写真を見ていただければわかると思いますが、馬場馬術の競技では競馬とは違い大勒(たいろく)という特殊なハミを装着し、手綱も2本使用します。

この大勒を使うことにより、細かで繊細な指示を馬に伝えることができ、馬にとってより高度な演技ができるというわけです。

もちろん僕も和田さんも大勒を使うのは初めてで、非常に操作が難しかったです(>_<)

当然、それだけの訓練を受けて細かい指示まで理解できている馬でなければそういった指示に対しての反応は出来ません。その為、馬は馬場馬術の競技に出場するまでには何ヶ月も何年もの月日を要することになります。

非常に難易度の高い動きになると5年以上の訓練期間が必要な場合もあるそうです。

競馬場で全速力で走っていた馬が、ゆっくりとしなやかで華麗な動きをする馬場馬術で活躍する姿に感慨を受けました(T_T)

まだまだ僕自身も知らない事だらけではありますが、こういった活動やさまざま可能性を秘めるサラブレッドの魅力をこれからも伝えていければと思います。