【秋華賞】夏場に心身共に成長したキャットファイトが一発を狙う

距離延長で一発を狙うキャットファイト

距離延長で一発を狙うキャットファイト


秋華賞
キャットファイト
上原博之調教師

——前走の京成杯オータムハンデは9着でした。レース内容を振り返ってください。

上原博調教師(以下、上):夏場に北海道へ放牧に出してリフレッシュさせたことで、馬に落ち着きが出てきましたし体も増えて出走できました。以前はテンションが上がりやすくてレースでもムキになって行ってしまうところがありましたが、前走は折り合いがしっかりついていましたね。

——この中間の過ごし方を教えてください。

上:前走のように折り合いがつくなら2000でももちそうだ、ということで秋華賞を目標に決めました。レース間隔があいていないので、放牧には出さず厩舎に置いてテンションが上がらないように調整を進めています。

——10/2(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

上:週末にウッドで長めをやろうと思っているので、1週前追い切りは坂路で馬なりでサラッとやりました。テンションも上がり過ぎず、動きも良かったです。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

上:休み明けを使って状態が上がっていると思いますし、普段の様子からもテンションが上がっているところは見られないので、このまま順調にいければと思います。週末ウッドで長めにやって、レース当該週は調整程度でやれば十分でしょう。

——京都初参戦です。京都芝2000という舞台適性への見通しは。

上:関西圏への輸送を経験していますし、右回りの中山でも実績を残していますからね。前走を見ると折り合いも大丈夫ですし、初めてでも問題ないと思っています。

——阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞に続いて3度目のG1挑戦です。レースに向けて意気込みをお願いします。

上:これまではマイル中心に使ってきましたが、夏場にリフレッシュして心身共に成長しているので、2000もこなしてくれると思っています。3歳牝馬のラストG1なので、頑張って良いところを見せてもらいたいですね。