【菊花賞】出走馬格付けバトル!ダービー馬ダノンデサイルをも凌いだ逆転候補

昨年はドゥレッツァが抜け出し快勝

昨年はドゥレッツァが抜け出し快勝


G1出走予定の有力馬を項目別に格付け!

今回は10月20日(日)に行われる菊花賞(G1、京都芝3000m)を、「格」「距離適性」「ローテーション」の3項目にスポットを当て、注目馬をピックアップしていきます。

※項目ごとに1位(5ポイント)、2位(3ポイント)、3位(1ポイント)で加点。最後に3項目の合計得点による総合トップ3を発表します。

▼格トップ3
1位 ダノンデサイル(5P)
→24年日本ダービー(G1)1着、京成杯(G3)1着

2位 コスモキュランダ(3P)
→24年弥生賞(G2)1着、皐月賞(G1)2着など

3位 メイショウタバル(1P)
→24年神戸新聞杯(G2)1着、毎日杯(G3)1着

格部門は今年のダービー馬ダノンデサイルが文句なしの1位選出。後にはG2勝利実績のある馬たちが続きましたが、中でもクラシック皐月賞での連対実績からコスモキュランダを2位、重賞2勝の実績からメイショウタバルを3位としました。

▼距離適性トップ3
(※芝2200~2600m)

1位 ヘデントール(5P)
→[2-0-0-1]24年日本海S(3勝クラス)1着など

2位 ショウナンラプンタ(3P)
→[1-1-1-1]24年青葉賞2着、神戸新聞杯3着など

3位 メリオーレム(1P)
→[1-0-1-1]24年西部スポニチ賞(2勝クラス)1着など

距離実績としては、芝2200m以上で3戦以上の経験がある馬を集計対象に設定。中でも計2勝を挙げ、古馬3勝クラスの日本海Sを制した点からヘデントールを1位とします。2位には勝利経験こそ1勝クラスのみながら、青葉賞2着、神戸新聞杯3着など重賞でも堅実な走りを見せているショウナンラプンタが続きました。

▼ローテーショントップ3
1位 メイショウタバル(5P)
→前走神戸新聞杯(5勝)

2位 アーバンシック(3P)
→前走セントライト記念(3勝)

3位 ヘデントール(1P)
→前走日本海S1着(1勝)

【参考】
前走日本ダービー
→23年2着タスティエーラなど[0-1-0-1]

(※過去10年)

従来であれば「京都コース実績」としている当欄は、集計対象の馬が少ないことから内容を変更。過去10年の菊花賞における「前走レース別の勝利数」に注目してランク付けを行いました。

1位には20年1着コントレイルなど、過去10年で最多の5勝を挙げている神戸新聞杯組を代表してメイショウタバル。2位には計3勝のセントライト記念組からアーバンシックがランクインです。また前例が希少ながら、昨年の菊花賞馬ドゥレッツァが経由した日本海S1着のローテーションからヘデントールが3位に浮上しました。

なお補足として、日本ダービーから菊花賞へ直行した馬はグレード制の導入(1984年)以降わずか6頭のみ。とはいえ23年ダービー馬タスティエーラが2着の前例を作っているため、ダノンデサイルの臨戦態勢も一概に無理があるとは言い難いところです。

▼総合トップ3
1位 メイショウタバル(6P)
1位 ヘデントール(6P)
3位 ダノンデサイル(5P)

総合1位はメイショウタバルヘデントールがまったく横並びの入線!いずれもこの夏から秋にかけて力を見せた馬であり、優勝候補に加わってもなんら不思議ではないでしょう。またダービー馬ダノンデサイルもほぼ差のない3位を確保と貫禄を見せた形。菊の舞台で大輪を咲かせるのはどの馬か、今からレースが楽しみで仕方ありません!