【チャレンジC】2度目のタイトル奪取狙うエピファニーのポイントは馬場!?

2度目の重賞制覇に挑むエピファニー

2度目の重賞制覇に挑むエピファニー


チャレンジC
エピファニー
宮田敬介調教師

——小倉芝1800で行われた前走の中京記念は2着でした。レース内容を振り返ってください。

宮田調教師(以下、宮):勝った小倉大賞典のときと同じように、栗東滞在で調整してレース1日前に小倉へ移動させました。勝つことができず残念でしたが、結果を出している舞台で堅実に走ってくれましたね。夏場の暑い時期によく頑張って、良い内容の走りをしてくれたと思います。

——今回チャレンジカップを選択した意図は。

宮:これまで長期休養をすることなくコンスタントに使ってきていましたが、元々脚元に不安のある馬で、前走後は脚元に疲れを感じさせる状態だったので、しっかり時間を取って休ませました。去年も使っているレースですし、体調の戻りと距離適性を考えてここを選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

宮:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出してしっかりケアをしてもらって、ここを目標にレースの3週前に厩舎に戻しました。

——11/20(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

宮:普段から元気一杯に走る子で、6ハロンから出した2週前追い切りではテンから張り切ってメリハリのない内容になってしまったので、1週前は半マイルから出してラストに良い脚を使えるような追い切りを考えていました。ゴール板を過ぎてからも良い走りができていましたし、思惑通りの追い切りができました。

——昨年に続き、2年連続でのチャレンジカップ参戦です。昨年は阪神芝2000という条件で行われましたが、改めてレースを振り返っていただけますか。

宮:昨年はケフェウスステークスで鮮やかな差し切り勝ちを収めて臨む、という臨戦過程でした。レース前半は折り合いに専念する感じで、徐々に外を上がって進出していったときは「全て飲み込めるかな」とも思いましたが、前め内めが有利な馬場でしたし、外を回った分最後は止まってしまいました。それでも強敵相手に良い内容のレースだったと思います。

——今年は京都芝2000の舞台で開催されます。初の京都参戦ですが、コース適性についての見通しは。

宮:これまでの実績を見ても、このくらいの距離が合っていると思います。ただ、今の京都は馬場が荒れてきていますからね。去年の阪神開催と比較して、その点は懸念材料ではあります。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

宮:まずは無事に、上手に走ってくれればという気持ちですが、能力的にまだまだこの先も重賞タイトルを取れると思っています。今回も期待を持っていますし、頑張ってもらいたいです。