【チャンピオンズC】レモンポップ危うし!名手アンカツが語る「ダート路線世代交代」の予兆

ダート王アドマイヤドンにも騎乗したアンカツさん

ダート王アドマイヤドンにも騎乗したアンカツさん


2024年のG1予想もヒット連発。各種メディアやYouTubeで活躍中の「アンカツ」こと安藤勝己さんが、チャンピオンズカップ(G1、中京ダ1800m)を元ジョッキーの視点から鋭く予想します!

☆ポイント☆
  • レモンポップの不安要素

今年のチャンピオンズCは昨年の覇者レモンポップをどうするかに尽きるやろね。

昨年の大外枠から一転、1枠2番を引いたんはエエように見えるけど、馬群でモマれたくない馬やから前走の南部杯みたく多少強引でもハナを奪いに行くと違うか。

その南部杯にしても実績的にペプチドナイルとのマッチレースは当然として、大差勝ちした去年と比べたら走り自体が落ちとる感じや。

芝馬と比べてダート馬は息長く活躍できる傾向があるけど、能力の衰えが比較的緩やかなだけでピークを過ぎたら全盛期には戻らん。

オレが現役の頃に乗ってダート路線で一時代を築いたアドマイヤドンも、4歳時の2003年をピークに走りが少しずつ物足りなくなった。5歳時のジャパンCダート(現チャンピオンズC)2着後は、芝を使った影響もあるかもしれんが落ちる一方やったからな。

2003年にフリートストリートダンサーのハナ差2着に負けたジャパンCダートは、いまでも100回乗れば99回は勝てたと思っとる(笑)。エエ時の強さを知っとるだけに、思うように結果が出ない競走生活の晩年は歯がゆかったね。

話をレモンポップに戻すと、前走の南部杯で陣営から「70点のデキ」ちゅうコメントが出とったのが引っかかる。あれはひと叩きして80~90点に上向くって意味や無いと思うんや。

これが1400や1600ならまだしも中京ダ1800mの条件はベストとは言えんで、ここで世代交代があっても驚けんよ?

レモンポップにまさかの黄色信号!? アンカツさんのチャンピオンズC最終結論は【アンカツG1予想】で公開中です!

(元JRA騎手)