【京成杯】伏兵ニシノエージェントがハイペースの削りあいを制す!

馬群を捌いて抜けたニシノエージェント

馬群を捌いて抜けたニシノエージェント


1月19日(日)、1回中山7日目11Rで第65回京成杯(G3)(芝2000m)が行なわれ、津村明秀騎手騎乗の11番人気・ニシノエージェント(牡3、美浦・千葉厩舎)が道中後方を追走すると、4コーナーで馬群をうまく捌いて進出し、直線しぶとく伸びて差し切った。勝ちタイムは1:59.9(良)。

2着にはクビ差で7番人気・ドラゴンブースト(牡3、栗東・藤野厩舎)、3着には半馬身差で9番人気・ミニトランザット(牡3、栗東・杉山佳厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたキングノジョー(牡3、美浦・田中博厩舎)は4着に敗れた。

勝ったニシノエージェントは母の叔母が桜花賞馬マルセリーナ、母の叔父がグランデッツァ、近親にはラストドラフトやヒートオンビートなど重賞勝ち馬の名前が並ぶファミリーの出身。デビュー4戦目で勝ち上がって臨んだ今回、見事重賞制覇を果たした。

馬主は西山茂行氏、生産者は新冠町のカミイスタット

  • ニシノエージェント
  • (牡3、美浦・千葉厩舎)
  • 父:イスラボニータ
  • 母:ビクトリアスマイル
  • 母父:ノヴェリスト
  • 通算成績:5戦2勝
  • 重賞勝利:
  • 25年京成杯(G3)


1着 ニシノエージェント(津村明秀騎手)
「スタートしてから4コーナー抜けるまで、何もかもが上手く行きました。横並びでペースが速くなりそうだと思いましたが、冷静に走れました。3~4コーナーで1頭分のところをうまく捌けて、ここ最近1番上手く行ったレース。春の舞台も待っているので順調に行きたいです」

2着 ドラゴンブースト(丹内祐次騎手)
「距離は2000メートルで大丈夫です。外からでも上手く捌いて完璧だっただけに悔しいです」

3着 ミニトランザット(田辺裕信騎手)
「スタートで前に入られ、思ったポジションのレースではありませんでした。前のペースも流れていて、控える形もいい経験だし、距離も1600から2000に延びたので溜めていきたかったです。あんなに後ろのつもりはなかったのですが。直線向いた時も手応えよく、勝てるかなと思いました」

4着 キングノジョー(ルメール騎手)
「ゲート裏でエキサイトしましたが、競馬は落ち着いてリラックスして運べました。3~4コーナーは良かったが、坂を登ってから苦しくなりました。まだ2戦目なのでこれからです」

5着 パーティハーン(戸崎圭太騎手)
「すごくおとなしい馬です。まだ体を使えきれてないので良くなるのは先。成長を待ちたいです。クセがないので距離は延びても大丈夫です」

ニシノエージェント
ニシノエージェント

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