両目を開けたい中山最終週【柴田大知コラム】

柴田大知

先週はチンプンカンプン(1人気)で新年の片目を開けることができました。ダート替わりの前走でレース内容が良くなり、今回も調教の感触がそのまま繋がりました。使う毎に上がりつつまだまだこれからの馬だと思うので、今後にも期待したい。名前もあって注目度が高いと感じており、人気で勝てて気持ち良かったです。

開催最終週の土曜は中山で7鞍に騎乗します。1Rアイアンオバーカムは権利があったこともあり、敢えて短距離ダートの牝馬限定戦になります。前進気勢もある馬なので、この条件がマッチしてくれませんか。

2Rアタックスリーはここ2戦が案外という内容。少しずつ馬は良くなっているので、同じ舞台の続戦で目途を立ててあげたいところ。7Rダイチジェムは昇級してから苦戦傾向も、もう少し走れそうなイメージがあります。休養明けがいいほうに向いてくれればと思っています。

8Rミランカの前走は、馬具の工夫がレースに繋がったようです。どうしても砂を被ると嫌がるのですが、枠順と乗り方ひとつで前進があっていい馬です。11Rマイネルニコラスは前走から少し間隔が空くものの、調子落ちなくいい動きをしています。中山なら2000mも悪くないと思うので、乗り方を工夫して前進させてあげたい。

日曜も中山で2鞍に騎乗します。3Rコウセイケンタロスは芝でスピードが足りない感じもあるので初ダート。徐々に力をつけていきそうなタイプですが、適性面がフィットしてくれるといいですね。8Rバンブトンプロは使いたいレースの登録頭数が多いので格上挑戦。強敵相手にはなりますが、展開が向いてくれることに期待してこの馬のリズムで乗ります。

やっと平常どおりのスケジュールとなり、月曜は了徳寺オーナー、水曜は畠山厩舎の新年会に呼んでいただきました。たくさん乗せていただきつつもテソーロの馬ではまだ勝てておらず、畠山厩舎にはいつも調教からお世話になっています。何としても勝利で恩返ししたいと取り組んでいますが、そんな気持ちがより一層強まりました。