【新谷厩舎の中東遠征記2025】サウジの今vol3

【エリザベス女王杯】秋の牝馬頂上決戦は大混戦!? 的中に繋がる勝利の因子を探れ！

提供：重賞攻略LAB
サウジダービーに挑むミリアッドラヴ

サウジダービーに挑むミリアッドラヴ


全ては計算どおり。

…今年のサウジどないしたん？めっちゃ寒いし風は強いし、いつものサウジらしさがないやん。あのギラついた太陽どこに行ったん？

なぜか今年のサウジはあまり気温も上がらず、雨や曇りの日が多いです。そのせいで｢モフモフさん｣ことミリアッドラヴの毛が考えてた以上に抜けない。これは計算違いでした。

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馬の毛は体調、体質など色々な原因はあるのですが、僕の経験上牝馬がモフモフさんになりやすいような。まぁ、はっきり｢原因はこれなんです｣と言い切れないところはあるんですが‥‥。

因みにリメイクが最初にサウジにきたときは冬毛で、レースが終わったあたりから一気に抜け出したんですよ。

さて今日は火曜日です。

通常水曜日に追い切ることが多いのですが、レースから逆算した治療など考えた結果、火曜日に追い切った｢チーム新谷きんに君｣の2頭。

日本では時計が表示されるため｢何秒で行くように｣という指示に対して、遅いだの速いだのハッキリ分かってしまうので、追い切りが終わってスタンドに帰るまでに言い訳を考えるのが日常茶飯なんですが(笑)。海外ではあまり追い切り時計を測ることはないので、助かります。

今日の追い切りの目的はやり過ぎず、かと言ってやらなさ過ぎないように、動きと反応を確認することに重きを置いてやりました。

冒頭で先に結果から書いちゃっていますが、全て計算どおりでした(笑)。

◆モフモフさん(ミリアッドラヴ)
ココにきてトモの入り方と地面の捉え方が良くなり、弾みが出てきました。

追い切りは4Fからジワッとスピードを乗せていき、直線はフワッとしてたので肩ムチを入れたら鋭い反応をしてくれました。ストライドも伸び、身体を大きく使ってましたよ。

◆ギャングス(リメイク)
去年のアメリカでの反省を活かし｢今回はギンギンに仕上げていこう｣と思って、日本からギンギンの調教メニューをこなしてくれているギャングス。

こちらもモフモフさんと同じく4Fからジワッと行き、直線は抑えるのも苦労するくらい。ギンギンのギャングスになりましたよ。写真でも伝わるかな？いろいろな意味でギンギンですよ。

競馬の結果も全て計算どおりになれば、松田は言うことnothing！！

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