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【3歳馬情報】ブレイディヴェーグの妹が阪神でデビュー!
2025/3/3(月)
3月に入り、2歳馬の入厩も増えてきた。そんな中で3歳馬たちはクラシックに進むために条件戦では負けられない戦いが続く。今週登場する注目の良血馬、評判馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。
◆3月8日
●1勝クラス・中山芝1600m
レーヴブリリアント(牡、スワーヴリチャード×リリレフア、美浦・田中博厩舎)
前走のシンザン記念は道中で引っかかるなどして12着に終わったが、2走前の自己条件・ベゴニア賞は4着に入っている。
「近親にリスグラシュー(有馬記念など)がいる血統。シンザン記念は直線で大きな不利があり、参考外の一戦。自己条件で相手関係は緩和。実力は互角で、大敗後でも見直せる」と記者の話。鞍上はルーキー舟山騎手の予定。
パーリーラスター(牝、モーリス×リュミエールドール、美浦・池上厩舎)
中山マイルの新馬戦では、コムユンプリュムを抑えて逃げ切り勝ち。菜の花賞で連勝を狙ったが、スタートで他馬と接触すると、最後までレースにならず15着大敗。勝ったのは新馬戦で破ったコムユンプリュムだけに悔しい一戦となった。初戦同様、前で競馬ができれば巻き返し可能だ。鞍上は横山武騎手の予定。
●未勝利・中山芝2000m
ウィンスタンリー(牡、リアルスティール×エディスワートン、美浦・黒岩厩舎)
クロワデュノールが超抜時計で勝ち上がった昨年6月の東京芝1800mの新馬戦で3着。その後は夏の新潟を予定も、不安が出て休養。復帰戦となった12月の中山ダート1800m戦は8着に敗れ、今回は芝に戻しての一戦となる。再度間隔が開いたが、1週前追い切りはウッド6F80秒6の好時計が出ており、仕上がりは良さそうである。
●未勝利・中山ダート1800m
ヘリオトロープ(牡、ヘニーヒューズ×ワンミリオンス、美浦・萩原厩舎)
母は交流重賞を2勝。このレースを含め、当週に組まれている中山ダート1800mの3鞍のどこかでデビューの予定。1週前追い切りはウッド5F67秒1-11秒3と終いに目立った時計が出ており、この時期のダート未勝利戦なら経験馬相手でも楽しみだ。
●未勝利・阪神芝2000m
ヴェシレンキ(牡、キズナ×アクアリング、栗東・清水久厩舎)
半姉にクイーンズリング(エリザベス女王杯)。ここがデビュー戦の予定で、1週前追い切りはCW6F83秒6-12秒2。「牡馬にしては薄手で、軽さが強調された馬体の造り。稽古は馬なり中心で軽めだが、フットワークの質は良く、パンとしてくれば走ってきそう」と記者の話。鞍上は吉村騎手の予定。
ルージュスティーズ(牝、ハービンジャー×レッドコルディス、栗東・斉藤崇厩舎)
12月に2戦し、新馬戦、未勝利戦ともに2着。いずれも中団から差を詰め、勝ち馬に接近してのゴールと内容も上々だ。前走から間隔が開き、仕上がりによってはレースを伸ばす可能性もあるようだが、1週前の追い切りはCW6F82秒0-11秒8と速い時計が出ており、ここに出走しても好レースを期待できる。鞍上は団野騎手の予定。
◆3月9日
●アルメリア賞(1勝クラス)・阪神芝1800m
テレサ(牝、アドマイヤマーズ×タムニア、栗東・吉岡厩舎)
勝った新馬戦は、後のG1馬アドマイヤズームを含む2~5着馬が次走で勝ち上がったように好メンバー。格上げ初戦のつわぶき賞は結果こそ4着だが、2着馬が紅梅S勝ち、6着馬が春菜賞勝ち、7着馬がシンザン記念3着と次走好走馬が多く、こちらも好メンバーだった。これまで戦ってきた相手を考えると、1勝クラスは早期に勝ち上がれる。
●1勝クラス(牝馬限定)・阪神ダート1400m
ネーヴェフレスカ(牝、ニューイヤーズデイ×グランデアモーレ、栗東・石坂厩舎)
デビューから5戦は芝のレースに出走。2着2回、3着1回と好走もあったが、12月8日の中京芝1400m戦で12着と大きく崩れると、6戦目となる前走で初めてダートに挑戦。すると好位から楽々抜け出し、7馬身差圧勝と大変身を見せてくれた。フィリーズレビューと両睨みだが、ダートのこちらに回ってきたときは、要マークだ。
●未勝利・中山芝1600m
グロスビーク(牡、シスキン×アドマイヤセプター、美浦・田中博厩舎)
「折り合いに難しい現状だけにマイルは競馬がしやすそう。これまで3戦して2着2回。未勝利クラスは突破できるレベルにある」と現地記者の話。上がり3F33秒前半の時計を2度マークしているように、末脚は確か。デシエルト(中日新聞杯)、スカイグルーヴ(重賞2着3回)など兄姉は3頭がオープンクラスまで出世しており、本馬も上のクラスまで上がれる可能性は秘めている。
●未勝利・阪神芝1600m
エーデルヴェーグ(牝、サートゥルナーリア×インナーアージ、栗東・田中克厩舎)
姉はブレイディヴェーグ(エリザベス女王杯)。昨春に骨片を取り除く手術があり、デビューが遅れてしまった。1週前の追い切りはCW6F84秒8-12秒2と時計は目立たないが、長めの本数も少なく、レースへ向けてまだまだ変わり身は見込める。鞍上は北村友騎手の予定。
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