【スプリングS】昨年3馬身半差で圧勝シックスペンスも該当!デンクマール回避で浮上する逆転候補

昨年のスプリングSを勝ったシックスペンス

昨年のスプリングSを勝ったシックスペンス


折に触れてお伝えしているとおり、2025年より多くの前哨戦がG1までの出走間隔に余裕を持たせるため日程が1週前倒し。

スプリングステークス(G2、中山芝1800m)も昨年までの2回中山最終週(4週目)から、3週目に行われることになりました。

これにより要注目の攻略ポイントが「前走距離」です。参考までに過去10年の前走距離別成績をご覧ください。

▼スプリングSの前走距離別成績(過去10年)
今回延長[3-2-4-25]複勝率26.5%
同距離 [4-2-3-33]複勝率21.4%
今回短縮[3-6-3-39]複勝率23.5%

興味深いことに複勝率だと「延長>短縮>同距離」という順番。1番成績が良いのは約4頭に1頭が馬券に絡んでいる「距離延長組」で、昨年は芝1600mの新馬、1勝クラスを連勝中のシックスペンスが3馬身半差の圧勝、23年も8番人気メタルスピードが3着に入りました。

また距離延長馬のなかでも「前走芝1600m戦1勝クラス1着馬」に限定すると、[2-1-1-3]複勝率57.1%まで上昇。この中には先ほど紹介した23年3着メタルスピードや、19年1着エメラルファイト(10人気)のような穴馬も含まれているのは見逃せません。

24年1着 シックスペンス(1人気)
→前走ひいらぎ賞(1勝、中山芝1600m)1着

23年3着 メタルスピード(8人気)
→前走1勝クラス(中山芝1600m)1着

19年1着 エメラルファイト(10人気)
→前走白梅賞(1勝、京都芝1600m)1着

17年2着 アウトライアーズ(2人気)
→前走ひいらぎ賞(1勝、中山芝1600m)1着

さらに今年は冒頭で紹介したとおり、レース日程が1週前倒しになるのも重要なポイント。最終週の荒れ馬場から開催3週目になることで、例年にも増してスピードで勝る距離延長馬にとって有利に働く可能性があります。

今年は出走を予定していたひいらぎ賞勝ち馬デンクマールが心房細動を発症して回避したものの、シックスペンスと同じく芝1600mの新馬、1勝クラスを連勝中のマテンロウバローズがスタンバイ。初の芝1800m戦でも過去の傾向から好走必至です。

また伏兵候補として先週の中山芝1600m1勝クラスを勝利、連闘で参戦するレーヴブリリアントも要注目。新馬勝ちも中山芝1600mで挙げるなど中山2戦2勝のコース巧者で、距離延長馬の活躍が目立つスプリングSで激走に警戒して下さい!