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【3歳馬情報】ブレイディヴェーグの妹が仕切り直しのデビュー戦へ!
2025/4/7(月)
今週は桜花賞。そして来週には皐月賞が控える。その裏ではダービーやオークスに向け、未勝利馬や1勝クラスの馬たちの負けられない戦いが続く。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が出走馬たちを紹介していこう。
◆4月12日
●山藤賞(1勝クラス)・中山芝2000m
ブルーマエストロ(牡、サートゥルナーリア×ローザフェリーチェ、美浦・黒岩厩舎)
1月25日の中山芝2000mの新馬戦を勝利。今回は2戦目となる。「デビュー戦は4角先頭の正攻法で完勝。負かした相手インパクトシーは未勝利クラスを4馬身差で卒業しており、対戦レベルも評価に値する。上を目指せる器」と記者の話。鞍上は戸崎騎手の予定。
ビーオンザカバー(牡、ハービンジャー×セレブリティモデル、美浦・伊藤圭厩舎)
前走の山吹賞は9着。勝負処で動きにくい位置に入ってしまい、その間に他馬が進出、そのまま挽回できずに終了と不本意な形で終わってしまった。2走前の1勝クラスでは、ゴーソーファー、アロヒアリイから少差の3着。その2頭は次走の重賞で3着に来ていることを考えると、本馬も1勝クラスでは力が上。鞍上に川田騎手を迎え、巻き返しの準備はできている。
●未勝利・阪神芝1600m
エーデルヴェーグ(牝、サートゥルナーリア×インナーアージ、栗東・田中克厩舎)
3月9日の阪神芝1600m未勝利戦でデビュー予定も、膝の腫れで取り消し。幸い大事には至らず、当レースで改めてデビューの予定だ。「半姉にブレイディヴェーグがいる血統。1週前は長めから追い切られて、時計も動きも優に水準値以上。脚力は未勝利クラスのモノではなく、ポテンシャルはかなり高い」と記者の話。鞍上は北村友騎手の予定。
ウールワース(牝、ブリックスアンドモルタル×クイーンズリング、栗東・吉村厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。兄はすみれSなど現2勝のシャザーン。2歳になった昨年2月に骨折が判明。その後はじっくり調整し、栗東には1月の末に入厩。ゲート試験後は坂路で乗り込み、1週前追い切りでは初めてCWで時計を出し、6F83秒2-11秒9をマークしている。血統的にも注目の一頭だ。鞍上は武豊騎手の予定。
●未勝利(牝馬限定)・阪神ダート1800m
カルドウェル(牝、スワーヴリチャード×プロキシマ、栗東・中村厩舎)
ここまで6戦し、3着が3回と未勝利クラスでは上位の馬。2走前こそ崩れたが、前走は積極策から5着に入線。阪神芝1800mのコースを1000m58秒6のペースで飛ばし、勝ち馬から0・4秒差なら悪くない。今回は初めてのダート戦。この選択が正解なら、初勝利は目前だ。鞍上は武豊騎手の予定。
●未勝利・福島芝2000m
グラフレナート(牡、キズナ×ヴィルデローゼ、美浦・宮田厩舎)
昨年夏の東京・新馬戦で1番人気に支持されたように、デビュー前から評判が高かった馬。しかしレースではメンタルの弱さを見せ6着に終わると、その後故障が判明。8か月ぶりの前走はダートを選択したが10着と大敗し、今回は芝のレースに戻す。ここまで2戦は掲示板外だが、元の期待感を考えると、もっと上の着順を見込んでもいいだろう。鞍上は丸山騎手の予定。
●未勝利(牝馬限定)・福島芝1800m
エリセイラ(牝、モーリス×イルーシヴグレイス、栗東・大久保龍厩舎)
2戦目の未勝利戦はゲート内で暴れて転倒。出走はできたものの、全く競馬にならず勝ち馬から17秒以上も離れてゴール。精神的に走る気がなかったと思われ、全くの参考外だ。初戦5着時の3,4,6着馬は既に勝ち上がっているように、本馬も普通に走れば未勝利クラスを突破できる力はある。鞍上は荻野琢騎手の予定。
◆4月13日
●1勝クラス・阪神ダート1400m
フィドルファドル(牝、サトノアラジン×ヴィートマルシエ、栗東・矢作厩舎)
マルシュロレーヌ(ブリーダーズCディスタフなど)、バーデンヴァイラー(佐賀記念など)と、兄姉にダートの活躍馬が並ぶ良血馬。本馬もダートで初勝利を挙げている。前走は芝のレースに出走も7着に敗れ、ダートに戻しての一戦。2走前の同コース1勝クラスでは3着に来ており、今度は好戦を期待できる。
●未勝利(牝馬限定)・福島ダート1700m
ブルージュ(牝、ブリックスアンドモルタル×サンブルエミューズ、美浦・栗田厩舎)
兄姉5頭中、デビューした4頭はナミュール(マイルCSなど)、ラヴェル(チャレンジCなど)、アルセナール(クイーンC2着)、ヴェスターヴァルト(ファルコンS3着)と全て重賞好走馬。当然本馬の期待も高かったはずだが、現状は3戦して未勝利。ただ芝で2戦4、6着後、初ダートの前走で2着と着順は上げている。2度目のダート戦で初勝利を決めたい。鞍上は舟山騎手。
●未勝利・福島芝1800m
レッドシュテルン(牡、Saxon Warrior×エリーシエズワールド、栗東・中内田厩舎)
昨夏の札幌・新馬戦でデビューし、評判馬ミッキーマドンナを相手にクビ差の2着。この結果なら勝ち上がりは早いかに思えたのだが、2戦目の未勝利戦を5着に敗れ、3戦目でダートを試したところ15着と大敗に終わってしまった。今回は芝に戻しての一戦。先行力を生かせる福島で、初戦だけ走れば好勝負になる。鞍上は三浦騎手の予定。
◆2歳新規入厩
コンペティションオブアイデアズの23(牡、父エピファネイア、栗東・藤原英厩舎)
母はG1アメリカンオークス勝ち馬。セレクトセール3億6300万円(税込)
ガリレオズソングの23(牡、父コントレイル、栗東・福永厩舎)
兄ビヨンドザファザー(5勝)、姉オーロラエックス(現3勝)
サンダーバード(牝、エピファネイア×サロニカ、栗東・武幸厩舎)
母は2勝(エルフィンS1着)。おじサリオス(朝日杯FS)、おばサラキア(府中牝馬S)。セレクトセール2億8600万円(税込)
オラヴィンリンナ(牝、シルバーステート×サイマー、栗東・吉岡厩舎)
兄サンライズジパング(現4勝、みやこSなど)
ペントハウス(牡、サートゥルナーリア×ピンクガーベラ、栗東・福永厩舎)
兄オオバンブルマイ(豪州・ゴールデンイーグルなど)
コニーアイランド(牝、コントレイル×ヤンキーローズ、栗東・中内田厩舎)
姉リバティアイランド(牝馬クラシック3冠など)
※現役馬の成績は3月28日現在
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