【皐月賞】距離延長は大歓迎！カラマティアノスがクラシック1冠目奪取を狙う！

2025/4/16(水) 

【有馬記念】年末の大一番、カギを握るのはグランプリ適性！

提供：重賞トレンドジャッジ

初の2000m戦へ挑むカラマティアノス

皐月賞
カラマティアノス
奥村武調教師

——前走の共同通信杯は2着でした。レース内容を振り返ってください。

奥村武調教師(以下、奥):スタートがひとつ課題としてありましたが、ジョッキーが手の内に入れて上手く出してくれましたし、ずっと良いリズムで走れていました。ジョッキーは勝ち馬の背中も知っていて強いことが分かっていたので、勝つために出し抜けの形を狙って勝負をかけてくれましたが、抜け出してから逆に良い目標にされてしまった感じになりました。あの時点では相手が一枚上だったと思います。

——この中間の過ごし方を教えてください。

奥:前走後は一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。レースの約1ヶ月前に帰厩して、至って順調に調整できています。

共同通信杯前は、重賞に挑戦するということで牧場でもギアを上げて調整してもらってきましたが、今回はそのときと比べて1週早い帰厩で、トモの踏み込みもこれから上がってくるかなという段階でした。

通常なら単走でやる2週前追い切りを今回は前を追いかける形でやって、前進気勢が出てくるように調整方法を工夫しました。その辺りを境に馬がグングンと良くなってきました。

——4/9(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

奥:ジョッキーに乗ってもらって、いつも通り併せ馬でやりました。デビュー当初は気が良過ぎる面があっておさめるのが難しいところがありましたが、今は精神面が良くなって力みなく走れていましたし、直線でもかなり迫力のある動きを見せてくれました。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか

奥:見た目はそれほど変わった感じはありませんが、精神面は1週ごとに強くなっていますし前走以上の状態だと思います。

——キャリア初の2000メートルへの参戦です。中山2000という舞台適性への見通しは。

奥:ジョッキーは、追い切りに乗った感触としては右回りの方が良さそうと話していましたし、自分としても距離は2000よりもっとあっていいと思っているので、むしろ条件は好転しているかと思っています。

——馬にとって初G1挑戦となります。レースへ向けて意気込みをお願いします。

奥:1週前追い切りでかなり迫力のある動きを見せていましたし、クラシックに向かっても恥ずかしくない競馬ができるのではないか、という手応えを持っています。