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【3歳馬情報】サリオスの妹がダートで連勝を狙う!
2025/5/5(月)
ゴールデンウィークも終わり、今週はNHKマイルCが行われる。ダービー、オークストライアルは終わったものの、その裏では夏、そして秋に向け飛躍を狙う素質馬たちが出走する。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。
◆5月10日
●青竜S(オープン)・東京ダート1600m
プロミストジーン(牝、ナダル×プロミストリープ、美浦・上原佑厩舎)
前走のヒヤシンスSは、直線でルクソールカフェに急接近しての半馬身差2着。当時4着のアドマイヤデイトナは、次走UAEダービーを勝利。先の2頭はともにケンタッキーダービーに歩を進めており、本馬も負けていられない。鞍上は戸崎騎手の予定。
アローオブライト(牡、ヘニーヒューズ×アドマイヤアロー、栗東・渡辺厩舎)
デビュー2戦目でルクソールカフェに競り勝ちの殊勲。2走前は逃げて5着。前走はスタートの不利で最後方からと厳しい競馬を強いられたが、最後は他馬を圧倒する末脚で、追い込み勝ちを決めている。近2走から、先行するより、脚を溜めたほうがいいイメージ。東京コースなら、末脚を生かすことができるだろう。鞍上は幸騎手の予定。
●1勝クラス・東京芝1800m
グロスビーク(牡、シスキン×アドマイヤセプター、美浦・田中博厩舎)
デビュー戦と3戦目がクビ差2着と悔しいレースもあったが、4戦目の前走で初勝利。「皮膚感の薄い芝向きの馬体で、気性的にはマイラー寄り。母の産駒らしく前進気勢が強過ぎるのが一番の課題となるが、今後更なる活躍が期待されるレベルにある」と記者の話。前走の勝ちっぷりから力は1勝クラスでも通用する。
モティスフォント(牡、モーリス×バンゴール、美浦・田村厩舎)
デビュー2戦目となる東京芝1800mの未勝利戦で初勝利。今回は格上げ初戦となる。「近親にスタニングローズなどがいる血統。モーリス産駒らしいパワフルなタイプ。秘める素質は間違いなく、恵まれた馬体により一層の筋肉量が増してくれば、かなりのレベルの馬に成長しそう」と記者の話。鞍上はルメール騎手の予定。
●未勝利・東京芝2400m
ナヴァラトゥナ(牡、フィエールマン×ミスセレンディピティ、美浦・上原佑厩舎)
新馬戦は、先日の青葉賞を勝ったエネルジコから0.2秒差の2着と好走。しかし以降2戦はともに5着と、人気を下回る結果に終わっている。距離が伸びたほうが良さそうとの判断から、今回は2400m戦を選択。鞍上にレーン騎手を迎え、変わり身に期待したい。
●未勝利・東京ダート1600m
ヘリオトロープ(牡、ヘニーヒューズ×ワンミリオンス、美浦・萩原厩舎)
3月8日の中山ダート1800m未勝利戦でデビュー。経験馬を相手に、勝ち馬から0.3秒差の4着と力を見せた。今回は叩き2戦目。中距離重賞を勝っている母だが、1400mでも実績のある馬なので、本馬も前走から1Fの距離短縮は問題ないだろう。
●未勝利(牝馬限定)・京都ダート1400m
クリフウォーク(牝、kingman×イーヴンソー、栗東・池添厩舎)
1月の新馬戦でデビューし、好位追走から3着入線。2戦目で期待は高まったが、初戦とは違い位置取りが後ろになると、初戦のようにスムーズに走れず大敗に終わっている。鞍上のアドバイスもあり、3戦目はダート戦に出走予定。好位でレースを進められれば、V字回復も望める。鞍上は北村友騎手の予定。
◆5月11日
●1勝クラス・東京ダート2100m
マーキュリーダイム(牡、Medaglia d’Oro×ラッキーダイム、美浦・武井厩舎)
1月26日の未勝利戦でデビュー。経験馬相手に単勝1.9倍の断然人気に支持され、見事勝ち上がっている。その後は間隔を開け、ここが2戦目となる。馬のタイプから前走の中山ダート1800mより、今度の東京ダート2100mのほうが合うイメージで、2連勝の期待は高まっている。
●1勝クラス・京都芝1600m
レベルスルール(牡、イスラボニータ×ロックディスタウン、栗東・池江厩舎)
昨秋の新馬戦は5着だが、後のGⅠ馬アドマイヤズーム(4着)とはクビ差。4か月半ぶりのレースとなった前走は、積極策から押し切り、2着に2馬身半差の完勝を決めている。その前走から1F距離は短くなるが、スピードで押し切った前走を見るとマイルの距離も問題なさそうだ。鞍上は田口騎手の予定。
●1勝クラス(牝馬限定)・京都ダート1800m
サリーチェ(牝、ドゥラメンテ×サロミナ、栗東・池添厩舎)
芝を5戦し、2着が2度あったものの勝ち上がれず、前走で初めてダート戦に出走すると難無く勝利。今度もダート戦を予定している。
「サリオス、サラキアの半妹にあたる血統。これまで芝で勝ち切れなかったが、目先を替えて試されたダートで楽勝。思っていた以上の適性を見せており、ダート路線で出世する可能性もある」と記者の話。鞍上は坂井騎手の予定。
●未勝利・東京芝1600m
パヴェリング(牝、サトノダイヤモンド×キャヴァルドレ、美浦・蛯名厩舎)
昨年12月のデビュー戦は6着。ここから3か月間隔を開けた前走の中山芝2000mの未勝利戦は、3コーナー付近で先頭と積極的に攻め、直線も粘って勝ち馬からクビ差2着。負けたものの、内容は勝ち馬に負けていない。気性面のことも考え、今回は距離を2F短縮しての出走。この選択が正解なら、初勝利は近い。鞍上はルメール騎手の予定。
●未勝利(牝馬限定)・東京ダート1600m
ラヴァフォール(牝、アルアイン×デロングスター、美浦・鈴木伸厩舎)
デビューから2戦は連続3着。この結果から初勝利は近いと思われたが、前走の未勝利戦は11着とまさかの結果に終わっている。今回は相手関係などを考慮し、ダート戦を選択。母、祖母はダートでも結果を出しており、血統的にはこなせる。鞍上は横山武騎手の予定。
◆2歳新規入厩
ダイワパッションの23(牡、ダノンスマッシュ×ダイワパッション、美浦・森一厩舎)
兄エポカドーロ(皐月賞など)、キングストンボーイ(青葉賞2着)
ガローファノ(牝、キタサンブラック×チェリーコレクト、美浦・黒岩厩舎)
兄サトノグランツ(現4勝、神戸新聞杯など)、ワーケア(ホープフルS3着)、姉ダイアナブライト(クイーン賞など)
オルネーロ(牡、サトノダイヤモンド×ライフフォーセール、美浦・宮田厩舎)
姉ダノンファンタジー(阪神JFなど)、兄スティンガーグラス(現4勝)、エムズ(現2戦2勝)
マジックパレス(牝、サートゥルナーリア×フローレスマジック、美浦・木村厩舎)
母は4勝(アルテミスS2着など)、おじサトノアラジン(安田記念など)、おばラキシス(エリザベス女王杯など)
シュプリームレルム(牡、エピファネイア×ドバウィハイツ、栗東・高野厩舎)
姉リバティハイツ(フィリーズレビュー)、兄キングズパレス(現4勝、七夕賞3着など)、ランドオブリバティ(きさらぎ賞3着)
ショウナンガルフ(牡、ハービンジャー×ミカリーニョ、栗東・須貝厩舎)
母は2勝。おばショウナンザナドゥ(現2勝、フィリーズレビュー)、ミアネーロ(現2勝、フラワーC)、ミスエルテ(ファンタジーS)。セレクトセール2億3100万円(税込)
タフクッキー(牝、ロードカナロア×ウーマンズハート、栗東・中内田厩舎)
母は2勝(新潟2歳S)
※現役馬の成績は5月2日現在
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