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【宝塚記念】ローシャムパークが念願のG1制覇をかけてグランプリ参戦!
2025/6/11(水)
春のグランプリでG1初Vを狙うローシャムパーク
宝塚記念
ローシャムパーク
田中博康調教師
——昨年のブリーダーズカップターフに続き3度目の海外挑戦となった前走のクイーンエリザベスステークスは6着でした。レースを振り返ってください。
田中博調教師(以下、田):慣れない環境のなか検疫期間も長かったですし、1頭での調整となりましたからね。日本にいるときと同じような調整過程で送り出せないのは分かった上で臨んでいますが、レース結果を見ると、こちらが思っていたより仕上げ切れなかったかという印象です。
——この中間の過ごし方を教えてください。
田:レース後は出国までの検疫で1週間ちょっと、帰国後競馬学校の検疫で1週間、その後ノーザンファーム天栄へ移動して約3週間滞在してから美浦へ戻って、その翌日には栗東へ輸送するというタイトなスケジュールで過ごしてきました。
美浦で調整して直前輸送で臨むプランも考えましたが、だいぶ暑くなってきていますし、阪神競馬場に近い栗東にいる方が何かがあっても微調整できるということで早めに栗東へ輸送しました。
——栗東へ輸送後の馬の様子と1週前追い切りのテーマは。
田:馬房内での挙動を含めて課題のある子で、栗東でもそういう面を見せてはいますが許容範囲かと思っていますし、コンディション自体は良さそうです。1週前は、ジョッキーに良いイメージを与えられるかをテーマにしていました。
有馬記念のときは追い切りでトム(マーカンド騎手)に乗ってもらったときに難しさを出したので、良いイメージで乗ってもらえないかというのはありましたし、トリッキーな中山2500という影響もあったとは思いますが、実際レースでも難しさを出してしまいました。なので、まずはジョッキーに良いイメージを持ってもらうことを考えていました。
——調整過程の手応えはいかがですか。
田:池添騎手も「折り合いに苦労するかな」というイメージがあったようですが、想像していたより操縦性が良かったようで、思っていたより乗れるなという手応えを掴んでくれました。動きそのものも良かったですし、ジョッキーに良いイメージを与えるというテーマを達成できて良かったです。
——昨年、京都芝2200で行われた宝塚記念は5着でした。阪神芝2200という舞台適性への見通しは。
田:コース形態は問題ないと思いますし、力を発揮できると思っています。あとは枠順が決まってから、ですね。
——レースに向けて意気込みをお願いします。
田:何とか大きなタイトルを取らせたいと思っていますし、そのポテンシャルも十分ある子だと思います。タイトなローテーションですが今のところ順調にきていますし、良い状態で送り出せるようにレースまでしっかり調整していきますので、応援よろしくお願いいたします。
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