【ラジオNIKKEI賞】自在性豊かなエーオーキングが重賞へ初挑戦!

世代の重賞タイトルを狙うエーオーキング

世代の重賞タイトルを狙うエーオーキング


ラジオNIKKEI賞
エーオーキング
久保田貴士調教師

——前走の水仙賞は1着でした。レース内容を振り返ってください。

久保田調教師(以下、久):スムーズにスタートを切ってそのまま逃げ切り勝ちという、これまでのレースとは違う一面を見せて結果を出してくれたことは良かったと思います。

——今回ラジオNIKKEI賞を選択した意図は。

久:前走後も順調ならダービートライアルへ行きたかったですが、思ったよりも反動が大きくて体調がなかなか戻り切らず、ここまで予定を延ばさざるを得なかったというのが正直なところです。体調の回復具合を見ながら、この辺りがちょうど良さそうだと思って選択しました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

久:前走後に放牧へ出して、青葉賞や京都新聞杯を目標に帰厩して調整していましたが、体調が思わしくなかったので再度放牧へ出しました。体調が良くなってきたのでまた厩舎へ戻して、この中間は順調に調整を進めています。

——6/18(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

久:1週前なのである程度負荷をかけよう、と思っていました。それほど時計は目立ちませんが、元々稽古では動かないタイプですし、しっかり併せて負荷をかけられれば十分です。

しっかり負荷をかけることで何か問題があるようなら、ラジオNIKKEI賞への出走もどうしようかと思っていましたが、追い切り後も問題なく過ごせていますし、その点は乗り越えてくれました。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

久:正直あと1本、もう1週欲しいなという感じはありますが、この馬なりに順調にきていますし力を出せる状態だと思います。レース当該週に更に上げていければ、と思います。

——現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

久:いろんな流れに対応できる器用さですね。自在性があるのは大きなポイントだと思います。

——今後の成長を期待しているところは。

久:体質の強化でしょうね。今はなかなか続けて使えないので、時間の経過と共に体質がしっかりしてきてくれれば更に良いと思います。

——福島芝1800で未勝利勝ちをあげていますが、改めて舞台適性への見通しは。

久:自在性を求められる舞台だと思うので、エーオーキングには合っていると思います。このラジオNIKKEI賞はハンデ戦ということもあって、力通りの決着ばかりという訳ではありませんし、持ち味を生かす競馬ができればチャンスはあると思っています。

——馬にとって初重賞挑戦となります。レースへ向けて意気込みをお願いします。

久:前走を勝った後から馬体も少しずつ芯が入って良くなってきていますし、重賞のここでもそれほど差のないレースができるのではないかと思っています。応援よろしくお願いいたします。