【ラジオNIKKEI賞】向上心あふれるフクノブルーレイクが仕切り直しの重賞へ!

メンバー中で唯一重賞で連対したフクノブルーレイク

メンバー中で唯一重賞で連対したフクノブルーレイク


ラジオNIKKEI賞
フクノブルーレイク
松岡正海騎手

——前走の皐月賞は16着でした。レース内容を振り返ってください。

松岡騎手(以下、松):良い状態で臨めましたが、1コーナーの不利で終わってしまいました。不完全燃焼の一戦です。

——これまで7戦していますが、現時点でのベストパフォーマンスと考えられるレースは。

松:毎回ベストパフォーマンスを更新しているので、普通に回って来られれば皐月賞が1番になったと思いますが、現時点ではスプリングステークスが1番かと思います。

まだ折り合いを気にしたり、右にモタれて乗りづらかったりするところがあるなかで、スプリングステークスでは向正面でポジションを取りにいくことができましたし、質の高いレースができたと思います。

——6/25(水)に行われた最終追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

松:1週前に結構やって息はできていると聞いていたので、折り合いと右にモタれる面の確認をしようと思っていました。わざと馬の後ろにつけて折り合いが厳しくなるシチュエーションを作りましたが、折り合い良く走れていました。

右にモタれる面はありましたが許容範囲ですし、全体的に良くなっていると感じました。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

松:これまで7戦と結構使ってきていますが、馬の状態の良いときに使ってもらったりメリハリをつけて調整していただいているので、いつも良い状態という印象です。

——現状で松岡騎手が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

松:能力が高くて水準以上のものがありますし、しいて言えば気性になるかと思います。前向きさがありますし、課題をこなそうという気持ちを持っているのは、すごく良いですね。

——先ほど折り合いや右にモタれる面に気を付けて乗っているというお話がありましたが、今後の成長を期待しているところは。

松:これが難しいところで、何でもかんでも矯正すればいいという訳ではなくて、馬それぞれのクセがあってその延長線上で走りやすい形はどういうものかを探る、その辺のバランスが大事だと思います。

例えば大リーガーで、変わった構えでもボールをしっかり捉えるバッターっているじゃないですか。フクノブルーレイクにも「乗りやすい普通の馬になれ」というのは求めていませんし、この馬の個性を生かした形で、レースでも良い結果を出せるバランスを探りながら育てていければ、と思っています。

——初の福島参戦です。福島芝1800という舞台適性への見通しは。

松:中山1800で上手に走れていますし、福島1800がどうとか、開幕週がどうとかいう心配は何もありません。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

松:ウインブライト産駒の初重賞制覇がかかっていますからね。勝ちたいです。