【エルムS】今年は1頭だけ!昨年も2ケタ人気で激走の「プラチナ条件」該当馬

好成績のマリーンS組で23年に優勝したセキフウ

好成績のマリーンS組で23年に優勝したセキフウ


エルムステークスは札幌ダ1700mで行われるG3競走。ダート戦線の実力馬が北の大地に集結、特に秋へ向けて賞金を加算したい馬たちにとっては重要な一戦です。

好走するには実績よりも小回りコース適性や状態の良さが求められ、それは過去10年のレース別成績で「前走マリーンS(OP、函館ダ1700m)組」が2018~23年の6連勝を始め、[7-3-3-33]複勝率28.3%という成績に表れています。

圧倒的な前走マリーンS組の中でも勢いに乗る1~3着馬が目覚ましい活躍を見せており、今年と同じく札幌ダ1700mで行われた直近3年に限定すると[2-1-1-4]複勝率50%まで上昇。昨年も24年マリーンS3着で10番人気テーオードレフォンが3着に激走しました!

▼マリーンS1~3着馬のエルムS成績(過去3年)
[2-1-1-4]複勝率50%

24年3着 テーオードレフォン(10人気)
→前走マリーンS3着(2人気)

23年1着 セキフウ(6人気)
→前走マリーンS3着(2人気)

22年1着 フルデプスリーダー(9人気)
→前走マリーンS1着(6人気)

22年2着 ウェルドーン(6人気)
前走マリーンS2着(7人気)

マリーンSは函館ダ1700mで行われるハンデ戦のオープン特別競走。エルムSと同じく直線の短い小回りコースが舞台とあって、好走するのに求められる適性が近いのが特徴です。

その中でも前走1~3着馬は“夏は格より調子”の格言どおり、高い次元で好調をキープ。冒頭で紹介したとおり別定G3でメンバーが強化されても苦戦するどころか、コース適性とデキの良さで逆に圧倒するシーンが毎年のように繰り返されています。

今年のエルムSも前走マリーンS1~3着馬に注目。しかも1着ピュアキアン、3着レディントンは不出走のため、今年の該当馬は同2着テーオードレフォン1頭しかいません。

勝ち星こそありませんが、24年エルムS3着を始め、北海道シリーズのダ1700mで[0-1-2-3]複勝率50%をマーク。札幌函館と同じく直線の短い福島ダ1700mで2戦2勝を誇る小回りコース巧者だけに、昨年以上の走りを披露しても驚けません!