【札幌記念】実績上位のホウオウビスケッツが賞金上積みの1戦へ!

夏負けしないタフさを誇るホウオウビスケッツ

夏負けしないタフさを誇るホウオウビスケッツ


札幌記念
ホウオウビスケッツ
奥村武調教師

——前走の大阪杯は5着でした。レース内容を振り返ってください。

奥村武調教師(以下、奥):途中からマクられたり、コスられてエキサイトするところがあるなかで、結果的にペースも速くなって厳しい展開になりましたが、一旦は先頭に立つシーンもありましたし、最後もバタッと止まってはいませんからね。内容のある競馬だったと思います。

——今回札幌記念を選択した意図は。

奥:特に次に使うレースを決めず、馬の体調を見ながら整ったところで使おうと思っていました。暑さにもヘコたれていませんし、体調に問題なく使えるタイミングが合ったので選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

奥:前走後は3週間くらい放牧に出して、環境を変えることで気持ちの面をリフレッシュさせました。一旦美浦に帰厩して、暑くなり始めてから函館へ移動しました。北海道へ移動してからも体調は上がってきていますし、札幌の暑さのなかでも順調に調整できています。

——8/6(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

奥:2週前の段階では、まだトモに緩さが残っている感じがあったので、1週前は前に目標を置いてそれを追いかける形で終いはビシッとやろうと思っていました。

内を回る予定でしたが、外を回して負荷をかけようという岩田さんの判断で外を回る形になりました。その分しっかりと良い負荷をかけられたと思います。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

奥:放牧を挟みましたが、基本的に長い期間緩めていないので状態は安定しています。休み明けとしては十分ですし、昨年の毎日王冠を使った頃と比べれば状態は上がっています。

——初の札幌競馬参戦となります。札幌芝2000mという舞台適性への見通しは。

奥:左回りの方がより良いレース内容かとは思いますが、右回りでも結果を出していますし昨年の函館記念も勝っていますからね。右回りのコーナー4つの2000mは問題ありません。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

奥:これだけ賞金を持っていても、古馬の2000m前後のG1を使うとなると賞金面での不安が残ります。実際昨年の有馬記念を使えませんでしたし、賞金を上積みして使いたいレースを使えるようにしたいですね。

また海外遠征を選択肢として考えたときに、レーティングも上げておきたいと思っているので、そのような結果を出したいです。