【札幌記念】今年は1頭だけ! 「G1馬ステレンボッシュ」は本当に買えるのか

唯一のG1馬として巻き返しを図るステレンボッシュ

唯一のG1馬として巻き返しを図るステレンボッシュ


今年の札幌記念(G2、札幌芝2000m)で競馬ファンの頭を悩ます存在が、昨年の桜花賞馬ステレンボッシュではないでしょうか。

2024年の3歳牝馬クラシック戦線では常に上位争いを演出、初の海外遠征で牡馬の強豪相手となった暮れの香港ヴァーズでも3着に好走しました。

ところが今季初戦の大阪杯では、まさかの2ケタ着順に敗退。前走のヴィクトリアマイルでも中団追走から8着と、2戦続けて精彩を欠いています。

しかし、直近の成績だけで評価を下げるのは、ちょっと待って下さい。

何故なら札幌記念は「牝馬」の活躍が目覚ましいレース。さらに「G1勝利経験がある牝馬」に限定すると、[2-1-1-3]複勝率57.1%と抜群の成績を残しているのをご存じでしょうか?

▼札幌記念の牝馬成績(過去5年)
[2-1-2-10]複勝率33.3%


▼G1勝利経験がある牝馬成績
[2-1-1-3]複勝率57.1%

札幌記念はG1と同じく「定量戦」で行われるのが最大の特徴。これまでの成績に応じて負担重量が増える賞金別定戦やハンデ戦ではないため、実績馬が強いレースなんです!

これは今年の出走メンバーで唯一のG1馬となるステレンボッシュにとって、間違いなく追い風。また直線の短いコース替わりも札幌芝1800m新馬戦で勝利経験があるだけに、他馬と比べてプラスに働く可能性すらあります。

牝馬が強いレース傾向に加えて実績馬に有利な定量戦、コース適性と条件は好転。2戦続けての敗戦で評価を落とすなら、馬券的に絶好の狙い目かもしれませんよ!