【京成杯オータムH】目が覚めるような好騎乗!最内から伸びたホウオウラスカーズが重賞初制覇!

内からスルスル抜けて差し切ったホウオウラスカーズ

内からスルスル抜けて差し切ったホウオウラスカーズ


9月6日(土)、4回中山1日目11Rで第70回京成杯オータムハンデ(G3)(芝1600m)が行なわれ、木幡巧也騎手騎乗の13番人気・ホウオウラスカーズ(牝7、美浦・高木登厩舎)が道中後方を追走し、直線に入ると最内から馬群を縫うように伸び、差し切って優勝した。勝ちタイムは1:31.3(良)。

2着には3/4馬身差で11番人気・ドロップオブライト(牝6、栗東・福永厩舎)、3着にはクビ差で2番人気・コントラポスト(牡5、美浦・菊沢厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたエリカエクスプレス(牝3、栗東・杉山厩舎)は11着に敗れた。

勝ったホウオウラスカーズは3走前に3勝クラスを勝利し、その後はOPの壁に阻まれていた。しかし今回ハンデと最内枠を活かし、鞍上の好騎乗の手助けもあり重賞馬の仲間入りを果たした。

また鞍上の木幡巧也騎手は20年のダイヤモンドステークス以来、5年ぶりの重賞勝利となった。

馬主は小笹芳央氏、生産者は新ひだか町の岡田スタツド

1着 ホウオウラスカーズ(木幡巧也騎手)
「行くところがなかったのもありますが、(直線)うまいことさばけて良かったです。最近は脚を使う競馬をしていたので崩さずに行きたかったですが、開幕週なのでもう少し位置がほしいと思い、そこは気をつけました。

直線も手応えは良かったです。脚を使うと聞いていたので、馬を信じていきました。勝負どころでハミを取ってくれたので、乗っていてすごく楽でした。脚を使えるのが武器ですね。

7歳馬で上積みがあるわけではないかもしれないが、状態を維持していけば、また期待できると思います」

2着 ドロップオブライト(松若風馬騎手)
「内枠が味方しましたし、スタートも決まっていい位置で運べました。距離が延びたので無理をさせたくありませんでしたが、いいリズムで運べたと思います。直線で少し内にもたれるところがあり、もう少し僕がうまく手前を替えられていれば、より頑張れたと思いますね」

3着 コントラポスト(丸山元気騎手)
「スタートがうまく決まってポジションを取れました。4コーナーもいい感じに外に出せましたが、思ったほど伸び切れなかったですね。ハンデ戦というのもあったかもしれません。頑張ってくれました」

11着 エリカエクスプレス(戸崎圭太騎手)
「前に馬を置く形でスムーズにうまく折り合いはついていましたが、勝負どころでグンとくる反応がなかったです。返し馬の雰囲気は勝った時と同じぐらいの手応えで、気合乗りがありましたが、(結果が出なかったのは)精神的な部分でしょうか。条件を変えていくのもいいかもしれません」

  • ホウオウラスカーズ
  • (牝7、美浦・高木登厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:ビーコンターン
  • 母父:Shamardal
  • 通算成績:32戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 25年京成杯オータムH(G3)

ホウオウラスカーズ
ホウオウラスカーズ

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