【京都大賞典】秋の大一番を見据えたドゥレッツァが菊以来の白星を狙う!

秋初戦で久々のタイトルを狙うドゥレッツァ

秋初戦で久々のタイトルを狙うドゥレッツァ


京都大賞典
ドゥレッツァ
尾関知人調教師

——前走の宝塚記念は9着でした。レースを振り返ってください。

尾関調教師(以下、尾):暑さもそれほど影響していなかった感じでしたし、輸送も含めて良い状態で送り出すことができたと思います。レース自体は馬場状態であったり、枠、展開など厳しい条件が重なった分、結果が出なかったかと思います。

——今回、京都大賞典を選択した意図は?

尾:ジャパンカップを最大目標として、そこから逆算してちょうど良い条件のここを選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

尾:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。思ったより疲れもなく、徐々に負荷を上げて調整していましたが、トレセンへ入厩する直前のタイミングでツメを気にするところがあったようで、調教をペースダウンせざるを得ない状況になりました。ツメは大丈夫でしたが、1回ペースダウンした分、いつもよりは体が少し重たい感じになっているかと思います。

——9/24(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

尾:今話したような過程のなかで、競馬に向けてのコンディションの上がり方が緩いこともあったので、併せ馬で更に気持ちと体の状態を上げていきたいと思っていました。時計も十分出ていますし、動きも悪いわけではありませんが、ドゥレッツァ本来の1番良いときと比べるとまだ物足りなさが残ります。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

尾:同じ1週前の段階での比較をすると、前走のときの方が上昇カーブをスムーズに描けていたと思います。ただ今回1週前でしっかり追ったことで、変わってきてくれるのではと考えています。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

尾:大目標が先にありますが、国内のG2戦ですし、しっかり結果を出したいレースです。レースまでの残りの時間で状態を上げていって、京都の舞台で菊花賞以来となる勝利をあげたいです。ファンの皆様に現地で応援してもらえれば、と思っています。