【毎日王冠】信頼度8割超えの鉄板データに唯一該当。復活を期す女傑に死角なし

昨年の秋華賞以来の勝利を狙うチェルヴィニア

昨年の秋華賞以来の勝利を狙うチェルヴィニア


先週のスプリンターズSから秋のG1が始まりましたが、次の秋華賞までは2週間空いての開催。今週は天皇賞・秋に繋がる毎日王冠(G2、東京芝1800m)が行われます。

ただこのレースは、
・7年連続で1番人気が連対中、かつ23年以外はすべて勝利
・7年間で5番人気未満が来たのは、18年に6番人気で3着に入ったキセキ

上記のように、非常に堅い結果に終わる傾向にあります。

ただ、この傾向は、「荒れるレースは苦手」という方には絶好の勝負どころとも言えます。信頼できる実績馬から、確実に的を射抜きたいレースです。

人気が予想されるのは、大外枠からダービー4着に入ったサトノシャイニング、昨年の天皇賞・秋で逃げの戦略で3着となったホウオウビスケッツなどがいますが、チェルヴィニアもまた人気の一角となるでしょう。

昨年のオークス・秋華賞の牝馬2冠を制し、ジャパンカップでも強豪古馬相手に4着と善戦を見せ、世代トップの能力を証明。今春はドバイ遠征で本領発揮とはいきませんでしたが、秋初戦の今回は今後の大舞台に向けて決して落とせない一戦ですので、陣営の勝負気配は十分高いと言えるでしょう。

そんなチェルヴィニアを後押しするデータが、前走僅差負けした出走馬の成績です。

▼前走着差が0.1~0.2秒(過去5年)
[1-1-3-1]複勝率83.3%

・好走例
24年
3着 エルトンバローズ

23年
3着 シュネルマイスター

22年
2着 ジャスティンカフェ
3着 ダノンザキッド

21年
1着 シュネルマイスター

この驚異的な複勝率が示すように、勝負根性の差や展開のアヤなどの要因で惜敗した実力馬が、ここで巻き返すケースが多く見受けられます。

チェルヴィニアの前走しらさぎSは、まさに勝ち馬と0.2秒差の2着。牝馬にとって負担が大きい57キロの斤量を背負ったことに加え、持ち味のスタミナが活きないスローペースだったことを考えれば、敗因は明確で、結果は度外視していいでしょう。

牝馬クラシックを2度制した実力は伊達ではなく、東京コースは[2-1-0-1]と相性も抜群。秋のG1制覇へ向け、まずは圧倒的なパフォーマンスで復活の狼煙を上げたいところ。女傑チェルヴィニアの走りに注目してください!