【富士S】半数が馬券圏内!数字が示す“絶対に外せない”1頭

昨秋のマイル王として前哨戦に挑むソウルラッシュ

昨秋のマイル王として前哨戦に挑むソウルラッシュ


秋のマイル王を決めるマイルCSは約1カ月後に行われますが、過去3年連続で連対馬を送り出しているのは富士ステークス(G2、東京芝1600m)。今後のマイル路線を占う上でも見逃せません。

もちろん展望にとどまらず、ここでしっかり馬券も当てたいところ。その軸になりそうなのは春に実力を示した馬たちです。以下のデータをご覧ください。

▼富士Sの主な前走別成績(過去5年)
安田記念[3-3-0-6]複勝率50.0%
関屋記念[2-0-1-5]複勝率37.5%
NHKマイルC[0-1-1-2]複勝率50.0%

何といっても見逃せないのは安田記念組。過去5年で複勝率50%、昨年2着のソウルラッシュに加え、22年・23年はワンツーフィニッシュと安定感は抜群です。春に実力を示した馬が、そのまま秋の舞台でも結果を出しています。

一方で、母数は少ないもののNHKマイルC組も侮れません。過去にはG1の栄誉を手にした馬が古馬相手に結果を残しており、3歳マイル王パンジャタワーに迫ったマジックサンズも十分に期待できると言えるでしょう。

それでもやはり、主役は安田記念組。中心視すべきはここからです。

今年は6頭が出走予定で、春のマイル王ジャンタルマンタルが本命視されています。ただ、経験豊富なソウルラッシュも見逃せない1頭でしょう。

7歳となった今春、ドバイの地でロマンチックウォリアーを破り海外G1を初制覇。帰国初戦の前走でも切れ味鋭く3着と、衰えをまったく感じさせません。

また、富士Sは参戦した年いずれも2着ですので、舞台適性は折り紙つきです。

懸念点は59キロの斤量ですが、23年の京成杯AHでは優勝。今年の中山記念でも3着に入るなど、好走実績があります。未経験のジャンタルマンタルより安心感があり、問題なく力を出せる条件と考えました。

昨年はここから悲願のG1制覇をつかんだソウルラッシュ。今年もマイルCS連覇へ向け、好発進を決めたいところです。