【菊花賞】格言通りに強い馬が勝つとしたら… この馬しかいない!?

最後の一冠を手にした15年優勝馬キタサンブラック

最後の一冠を手にした15年優勝馬キタサンブラック


いよいよ牡馬クラシックの最終戦・菊花賞(G1、芝3000m)がやってきました。

今年は皐月賞馬ミュージアムマイル、ダービー馬クロワデュノールが不在。

春のクラシックホースが不在というのは過去10年で実は4度もあり、近年は距離適性を重視して同世代相手の菊花賞よりも古馬相手の天皇賞・秋へ進む馬、そして海外へ矛先を向ける馬もいて、珍しいパターンではなくなってきました。

そこで、過去10年における皐月賞馬・ダービー馬不在の菊花賞馬を見てみましょう。

▼クラシック馬不在時の菊花賞馬
22年 アスクビクターモア
→弥生賞1着・ダービー3着

21年 タイトルホルダー
→弥生賞1着・皐月賞2着

19年 ワールドプレミア
→春のクラシック不出走

15年 キタサンブラック
→スプリングS1着・皐月賞3着

※直近10年のデータによる

この4頭のうち、19年のワールドプレミアを除く3頭には以下の共通点があります。
・春のクラシックにおける前哨戦の重賞を制している。
・クラシックで3着以内に入った。

今年の出走馬で上記を満たしているのは、ダービーの前哨戦となる重賞・京都新聞杯を勝ち、ダービーで3着となったショウヘイただ1頭。そもそも、春のクラシックで馬券圏内に入ったのはショウヘイのみという点は、非常に大きいアドバンテージと言えるでしょう。

古くからの格言で「強い馬が勝つ」とされるのが菊花賞。その強さを思う存分発揮してもらいましょう。

とはいえ、G1を勝っている馬が出走していない今年の菊花賞は、ひと波乱も、ふた波乱もありそうな気配。腕利き研究員が狙う激走候補にも注目です!⇒菊花賞の『3つ星穴馬』をチェックする